先行予約がなかなか繋がらず、土日の予約は困難と判断をして取ったのが、今日のチケットでした。
私の中では、2列目だけど通路側だから良いと思って取ったのですが、開演が迫っても目の前の席に人が来る気配はなし。
幕間に確認したら、今後販売の可能性があると言う席でした。
実際に2列目に座ってみて、特定のご贔屓さんを間近で観たいのならばともかく、普通にな楽しみたいのなら7列辺りから後方の席か2階席前方の方が素直に楽しめそうです。
特に、フライングが多い1幕は、アリエルが天上近くまで泳いでいきますので。
ポジション的な事はさておき、素直に作品が楽しめます。
ストーリーはともかく、歌、衣装、セットと、さすがディズニーです。
それから、キャストを観て感じるのが、こんなに少ないんだという感じです。
実際の舞台では、キャストの少なさを感じさせません。
演出的に、シーンによってはBBだったり、LKのシーンが浮かんでくるのも事実です。
とは言え、歌もダンスも上手い俳優が集まっているので、飽きさせません。
まずは、アリエルの谷原さん。
歌声も動きも、何よりも表情がとても良いですね。
本当に舞台の空間を、自由に泳いでいるかのようです。
アリエルの姉たちは、マーメイド姿の時の衣装のカラーと、エリックのパーティーの時のお姫様たちのドレスのカラーと同じみたいですね。
松本菜緒さんや浅井美波さん、加藤久美子さんは直ぐに判るけど、あとは一瞬誰かなって感じです。
芝さんのトリトン、ビジュアル的に似合っていますね。
サウンドのイベントで揺らめきの苦労を語っていましたが、違和感は感じませんでした。
むしろ、松本菜緒さんが時々普通に立っている時があったのが、気になってました。
飯野さんのカニのセバスチャンが、いい味を出していますね。
楽しそうで、台詞もコミカルで。
ただ、出番も多いし、アンダー・ザ・シーなどはキーも高くて大変そうです。
丹下さんのカモメのスカットルは、最初はザズかと思うような鳴き声で登場してました。
カモメ隊のタップが、短いけれどなかなかです。
アンダー・ザ・シーを始めとして、海の中の生き物の表現が魅力的です。
海底を這うように泳ぐエイや、高いところをふわりふわりと漂う巨大なクラゲ。
発光しながら泳ぐ魚や、銀色に群れをなして泳ぐ魚たち。
踊る様に揺れる海藻(?)等々、海中版のライオンキングという感じです。
この海藻(?)、前方席に座っているとキャッツのグリドルボーンと同様に、フワフワの綿毛が飛んできます。
ちょっとクシャミが出そうです。
アースラの弥生さんは、思ったほど悪そうではないなという感じです。
たこ足は、青子さん(黒子なのですが、海の中のためか青いです)達が一生懸命複雑な動きを巧みな操作で見せてくれます。
ウミヘビ?のフロットサムとジェットサムの2人は、顔がよく判らないのでどちらが誰かは判りませんが、ローラースケートで時々体を光らせながら動き回っています。
2幕ではエリックのお城のシーンが出てきますが、BBのような豪華なセットではなくシンプルなセットです。
背景が巨大な絵本のページをめくっていくように変化していくのは、面白い演出です。
回数を重ねていくと、更に色々なことが見えてきそうです。
この日は開幕後間もないためか、小さなアクシデントが目に付きました。
まずは、オープニング。
幕が上がると直ぐ、手前の紗幕が引っかかったようです。
直ぐに分離したようですが、まるで「オペラ座の怪人」のオークショーンシーンでのハンニバルのポスターのように床にバシッと大きな音が起きてました。
次は、アリエルの姉の1人。
イエローのドレスを纏った松本菜緒さんが上手側で歌っていると、左手の指に通していたドレスの裾を結んだリングを落としてしまい、裾が床に。
松本さん、さりげなく拾っていました。
3つ目は、エリック達が乗った船が波に揺れているとき、天上からワイヤーが大きな弧を描いて垂れ下がっていました。
結局、そのシーンが終わる頃まで下がったままでした。
あまりにも長い時間垂れ下がっているので、もしかして船の帆が客席側にLKのキリンの首のように倒れないように垂れ下がっているのかとさえ思ってしまいましたが、アクシデントのようですね。
4つ目は、マーメイド姿のアリエルの衣装。
鱗を表現している巨大なスパンコールのようなボタンが、ポロッと落ちて舞台の上に。
セットを移動する機構の溝にでも落ちたら、危ないですね。
5つ目は、上手袖のところの陸のセット。
アースラから声と引換に足を得たアリエルが、上手く立てずに苦労した後上手に捌けようとしたときに、ズルッとずれました。
6つ目は、アースラの持つ魔法の契約書。
怒りに満ちたトリトンがアースラの元に訪れタコの足先に付いた契約書を見つめるのですが、突然足下に落ちてしまいました。
たこ足を操作している青子さんが拾い上げてましたが、元に戻すのに少々手間取っていました。
私が気付いたものでも、これくらい。
小さなものが殆どですが、事故に繋がらないことを願います。
取りあえず、土曜日1階席の中盤から楽しんでみます。
四季劇場[夏] 2013年4月11日
アリエル : 谷原志音
エリック 上川一哉
アースラ 青山弥生
トリトン 芝 清道
セバスチャン 飯野おさみ
スカットル 丹下博喜
グリムスビー 星野元信
フランダー 大空卓鵬
フロットサム 一和洋輔
ジェットサム 中橋耕平
シェフ・ルイ/リーワード 岩城雄太
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【男性アンサンブル】
南 圭祐
成田蔵人
権頭雄太朗
斎藤准一郎
光田健一
高橋基史
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【女性アンサンブル】
観月さら
浅井美波
三井莉穂
松本菜緒
三平果歩
高瀬 悠
加藤久美子 |