なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

急性腎盂腎炎

2013年09月17日 | Weblog

 昨日の内科日直で急性腎盂腎炎の高齢女性2名入院した。今日1名は解熱してきたが、もう1名はまだ38℃の発熱がある。急性腎盂腎炎はmicroabscessなので3日は治療しないと解熱しないと最近よく聞く。尿路閉塞はなく、免疫不全もないので、何とか治ると思う。昨日救急搬入された頭位変換性めまいの高齢女性は症状消失して今日退院した。BPPVはNHKのためしてガッテンで特集していた。耳石が溶けるところを初めて見た。BPPVの慣れの現象といわれていたものも、頭を左右に動かしているうちに溶けるということなのかもしれない。今後に出版されるBPPVの説明も変わってくるのだろう。

 内科の若い先生が当直の時に急性腎盂腎炎の20歳台女性が内科クリニックから紹介されて入院していた。今日画像を見せてもらうと、左腎臓上極にけっこう大きな嚢胞があり、造影CTで被膜が少し造影されていた。隔壁が1か所だけあった。膿瘍とは言えないようだが、嚢胞内に感染を起こしていると抗菌薬だけで治るかどうかと悩んでいた。泌尿器科医に相談して、泌尿器科的な処置が必要かどうか検討してもらうことになった。入院4日目で解熱傾向にはあるようだ。

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