なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

高齢者の入院ー肺炎と胆管炎

2013年09月24日 | Weblog

 三連休は初日が日直で3日目が当直と,50歳台にはきつい日程だったが、何とか乗り切れた。今日は外来が少なかったが、肺炎で入退院を繰り返している91歳女性が発熱と痰の増加で入所している施設から紹介されてきた。肺炎を繰り返しているので、どこが新規の病変か判断しがたいが、両側肺に浸潤影が散在している。BNPが以前より上昇していたが、肺うっ血としてはそれほど目立たない。10回目くらいの入院となった。

 夕方発熱で受診した89歳女性は総胆管結石だった。肺炎や尿路感染症はなく、急性胆管炎ということになる。意識は清明でバイタルサインは問題なかった。内視鏡的乳頭切開と結石摘出術ができる病院へ紹介するようになるが、今日は当院で治療して、明日電話で相談することにした。循環器科に心不全で、神経内科に脳梗塞後遺症で通院しているが、自分で歩いていて、難聴はあるが、ちゃんと話もできる。胆嚢内には結石がないので内視鏡治療のい適応だと思うが、年齢を伝えるとガッカリされるかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする