昨夜当直をしていて、午前4時ごろに80歳女性が「脱力」として救急搬入された。もともと認知症が進行していて、発熱があるために、ふだんより一層応対はおかしかった。特に麻痺はない。救急隊は「脱力」と表現していたが、高熱でぐったりしていて動けないというのが正確なところだ。最近この「脱力」の患者さんとして救急搬入される高齢者が多い。たいていは高熱があって、ふらふらして動けないという意味だ。
今回の患者さんはインフルエンザA型が陽性だった。点滴とラピアクタを投与したが、途中で2回点滴を抜かれた。病棟には事情を話して、短期の予定で(数日で帰すからと言って)入院させてもらった。