「プライマリケア医の認知症診療入門セミナー」を読み終わった。内容はプライマリケアというには難しすぎるかもしれない。症例集のいう点ではいいのだろうが、ハンチントン病の分類がこまごまと記載されているのは無用だ。当院では頭部MRIとSPECTもできる。基本的には神経内科に診断を依頼することになるが、認知症も分類も知っておく必要がある。症例の病歴と診察所見、あらに頭部MRIとSPECTの画像を全例に入れて解説してほしいところだ。この本は多数の著者が参加していて統一感にかけている。もう一冊認知症の本を購入したので、そちらに期待しよう。
市の医師会では毎月講演会を行っているが、来月の講演会の司会を依頼された。テーマは糖尿病で、今度発売される新規薬の話だ。ちょうど薬剤師向けの雑誌に新規薬の特集があるので、それを読んでおくことにした。司会は毎年1回は回ってくるので、そのくらいの頻度ならば引き受けるしかない。糖質制限食についても調べる必要がある。
次々に勉強することが出てくるのは、退屈しなくていい。来月は内科学会と消化器病学会に行くので楽しみだ。4月から、金曜日の内科外来は大学病院から大学院生のバイトがもらえるので、内科3人のうち2人は内科学会に初日から参加できそうだ。