なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

急性心筋梗塞ー脳腫瘍だった

2014年03月22日 | Weblog

 60歳男性が急性心筋梗塞で入院sた。Ⅱ・Ⅲ・aVFでST低下があり、avLにST上昇があった。循環器科で心カテを行ったが、明らかな冠動脈狭窄はなかった。入院後に胸痛は消失したが、心原性酵素が上昇してきた。側壁梗塞のはずだが、かなり末梢で起きた心筋梗塞と判断された。高血圧症を放置していたので、神経症状はなかったが、循環器科の主治医が頸動脈狭窄と無症候性脳梗塞をみるために頭頸部MRIを行った。思いがけず、脳腫瘍が検出された。それも脳幹部。橋の左側に境界明瞭な腫瘍があり、橋を圧迫していた。放射線科の読影では、髄膜腫疑いとされた。連休前の夕方に結果が出たが、脳外科医は当直明けで午後いなかったので、月曜日に相談することになった。おそらく大学病院の脳外科へ紹介になるのだろう。

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