一昨日は内科の当番だった。当直医(麻酔科研修中の呼吸器科医)が大抵は診てくれるので、入院があれば内科で入院させて翌日までの指示をお願いしていた。入院は20歳代前半の男性で感染性腸炎だった。一昨日の夜から発熱・嘔吐があり、昨日は下腹部痛・水様便(頻回)があった。日中に内科医院を受診して処方を受けたが、食事も取れず夜間に当院を受診した(治らない時当院受診を指示されていた)。白血球数増加・CRP20以上と上昇していた。便培養を提出して、鑑別のため腹部単純CTも施行していた。回腸末端から上行結腸の壁肥厚という最近よく見るパターンだった。入院が準夜帯で入院の報告がきたので、点滴と抗菌薬(FOM)をお願いしていた。入院後は解熱していた。腹部症状は少しいいが食事はまだいらないという。3~4日くらいで治ると思われた。
他に高齢者の気胸の入院があり、当直医が自分が主治医として入院させていた。受診時は軽度だったが、翌朝には広がり、胸腔ドレーンを挿入していた。高齢者だし、胸部CTは撮影していないので、ちょっと気になった。胸腔鏡手術もできる外科の病棟に入院させていたので、吸引で改善しなければ外科医と相談するのだろう。
DNRの方針で数日低空飛行だった高齢者を朝方看取ってもらっていた。入院していた病棟(循環器科・神経内科担当)に行ってサマリー記載・紹介元の施設への報告を書いていた。その病棟から2名の患者さんが搬送されていた。一人は循環器科で診ていた心不全の中年男性で大学病院へデバイス治療(どんな?)依頼での転院だった。これは予定通り。もう一人は脳梗塞で神経内科に入院していた高齢男性だった。入院後に転倒して頭部を打撲していたが、急性硬膜下血腫になってしまった。脳外科のある高次病院への転院だ。この方は心房細動もあり、コンプラビン(プラビックス+バイアスピリン)とプラザキサを内服している。脳外科医も大変だ。
夕方から他の病院で亡くなった叔父の通夜があったので参列した。父の兄で90歳を越えていたはずだ。親族の冠婚葬祭があると仕切ってくれていた。両親の葬儀の時にもお世話になった。