なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

脳梗塞

2015年08月30日 | Weblog

 今日は日直で病院に出ている。当直帯の最後に50歳代後半の女性が救急搬入されていた。食事の支度をしている時に左半身の脱力が出現して。左手で物が持てなかったというが、当直の循環器科医(外部からの応援)が診察する時には症状は軽快していた。一過性脳虚血発作として帰宅する話になっていたところから引き継いだ。

 糖尿病で内科医院に通院しているが、HbA1cは6%台後半でまずます良かった。高血圧症はないらしい。点滴と血液検査を提出した。その後、再度左阪神脱力が出現してきた。頭部MRIの拡散強調画像で右被殻に梗塞巣が出始めていた。内包も巻き込んでいるのだろう。MRAで右中大脳動脈に明らかな狭窄があった。これは梗塞が拡大してくる可能性がある。急いで、脳血管障害の専門病院(血管内治療もできる)に連絡した。幸い引く受けてもらえて、すぐに搬送した。

 その他は、神経内科外来に多発性脳梗塞・パーキンソン症候群で通院している高齢女性が3日前から食欲がないと受診した。ふだんはしない畠仕事に手伝いをしてからという。点滴のついでにいっぱんてきな血液検査をしたが、それでは異常がなかった。明日も状態が変わらなければ、入院しての経過観察になるかもしれない。20歳代前半の女性が、今月忙しい職場が変わってから、めまい・頭重感・食欲不振点滴をがあると受診した。かなりの超過勤務だった。この方も点滴をして夕方まで休んでもらうことにした。一般的な血液検査では異常なし。点滴よりもベットでゆっくり休んだのが効いたようだ。

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