昨夜は内科の若い先生が当直だった。心窩部痛で救急外来を受診した60歳男性は、胃から十二指腸腸が拡張していた。十二指腸水平脚が大動脈と上腸間膜動脈で圧迫されて、さらに拡張した胃によってさらに長く圧迫されていた。上腸間膜動脈症候群だった。やせているわけでもなく、これまで同じ機序による症状が出たこともないそうだ。
なんでも、イカのてんぷらなどをかなり食べたという。たまたま食べたものが悪かったのか。今日の午前中には症状が軽快して、消化器科で行った上部消化管内視鏡検査でも問題なく、食事もとれるようになったので午後には退院になった。
これまで経験した上腸間膜動脈症候群はやせによりもので、数回繰り返して手術になった症例もあった。今回のような食事によってたまたま起きるというのもありなのだろうか。