なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

高カリウム血症

2021年03月02日 | Weblog

 昨日の夕方、救急外来を診ていた内科の若い先生から連絡が来た。慢性腎臓病の87歳女性が10日前からの嘔気・嘔吐で受診した。高カリウム血症(血清K 6.5)があり、心電図でテント状T波があるという(P波あり、1度房室ブロックあり、QRSの拡大はない)。

 新型コロナウイルス感染症本部会議(2週に1回)に出ていたので、腎臓内科の先生に相談してもらうことにした。

 会議が終わった後に訊いたところ、入院で点滴をして経過をみていた。腎臓内科医からは、処方されているARB(アジルバ)の影響があるので、それを中止するように言われたそうだ。特に高カリウム血症の治療薬は出ていない。

 この患者さんは昨年12月まで当院の腎臓内科外来(大学病院から出張)に通院していた。診断は高血圧症に伴う腎硬化症となっていた。ぎりぎり糖尿病(HbA1c6.5%)があるが、投薬はない。

 透析は希望しないということもあり、市内の内科医院に紹介していた。出身医局が同じで、勤務医の時は血液透析をしていた先生だった。

 これまでの血清カリウムは5.2~6.2で推移していたので、6.5くらいはそう大した問題ではないという判断らしい。心電図変化が気になるが、P波はあったので、さほど慌てるほどではなかったようだ。

 今日は血清カリウム6.0になっていて、食事摂取できるようになっていた。嘔気・嘔吐はカリウムの影響としていいのだろうか?。

 

 昨年4月から大学病院の臓内科の若い先生3人が4か月交代で来ていたが、3月いっぱいで終了になる。それぞれに特徴があり、また腎疾患についていろいろ質問ができてよかった。

 大学はポストの関係で2人分の給与しか出ないので、(3人のうち)残りの1人が病院勤務で給与をもらうということだった。(月~木の勤務で、週末は大学に戻って研究するという方式)

 

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