三月四日に紹介した同じ道です。
やっと歩道が見えるようになってきました。
この時期の札幌としてはうすら寒く、雪の上を渡ってくる風にコートの襟を立てます。
時折ぼた雪が降ります。それでも三月の雪は、すぐ消えてなくなります。
道路わきに積まれた雪は、人がいじれば、春の日差しにあっという間に消えてなくなります。
いじらなければ、いつまでもいつまでも頑張りつづけます。
それをよく知っている札幌の人は、雪というよりは氷の塊になっているものにシャベルやつるはしで亀裂をいれます。
ほっておいても融けていくものですが、年配の方が頑張って割っているのをよく見かけます。
融けて流れる水が道路にあふれて水たまりになりやすいので、排水溝に向かって道をつけたりします。
北国の冬は厳しく我慢が必要ですが、ありがたいことに必ず春がきます。
固く閉まった汚い雪の山に亀裂を入れ融かすのは、とても力のいる作業です。
でも、根気よく続ければ、必ず雪はほぐれていきます。