つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

少し嬉しいしらせ

2011年03月10日 | 

昨日から、食事が出るようになった・・・とメールが届いた。

重湯と澄まし汁が、それぞれ椀の中にほんの1センチほど・・・と、それでも澄まし汁の味が五臓六腑にしみましたと、書いてありました。(*^_^*)

ほんの少し、つま先ほんの少しの前進・・・です。

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秋山仁さんの話を聞いて、 1

2011年03月10日 | 子育て

数学者秋山仁さんの講演会に出かけた。

ほくでんが、小中学生向けに開催している“科学であそぼ「おもしろ実験室」”というものがある。
豊平川のそばにかわいく彩色を施された建物があり、いろいろな実験をやらせてもらえるのだが、グループに一人必ず指導員がつき、手先が不器用なうちの末っ子でも、「実験をやり遂げる」「成功する」という体験をさせてもらっている。
そのおもしろ実験室に登録している小中学生の保護者向けに、秋山仁さんが講師を務める講演会が開かれた。一年に一回、保護者向けの講演会の場合もあれば、子どもたちに授業を開いてくれることもある。今年は定員100名で講演会が催された。人の話というのはこれくらいの場所で聴くものだなあと思った。

長髪にバンダナ、ドングリ眼のまなじりをきりりとあげ、口角泡飛ばし、数学や教育を語られたのだが、睨みつけるというのではなく、一人ひとりと眼を合わせ話を進めていかれた。
「僕の話が通じていますか?」と確認しているようだった。大学の講義もきっとこういう風に学生さん達と、真剣にやりあっているのだろうと感じた。学生さんにしてみたら、大変な戦いだ。でも、やりがいは十分!

オホーツク数学ワンダーランド  網走に作られた数学のテーマパークが、入場者数の激減により閉鎖したのは何年前だったろうか。秋山仁さんは、どうしても死ぬまでにもう一度、体験型教育方法で数学の魅力を伝えることを実現したいそうだ。富良野で再開するところまでこぎつけたが、また、駄目になったそうだ。

そこで子どもたちにと作った装置を、いくつか持ってこられ実際にやって見せてくださった。

「これは球の体積の求め方の実践なんだけれど・・・」とスイカ色に塗られたやや怪しい雰囲気の球をぱっと離すと、たくさんの円錐形のスイカの形に分かれた。
「球はたくさんの円錐の集まり・・・未知のものは既知のものに置き換えるという数学の理論から、球は円錐の体積の求め方で出せるのね」
「円錐の体積は、底面積×高さ÷3 だから、この小さいスイカの底の大きさに高さである半径をかけて3で割って、何切れあるかなあ、その数をかけるとこの球の体積は出るのね」
「でも、この底面積を集めると、球の表面積だから・・・」
「さあて、このスイカをパンと半分に切った真中にある円。これとこの球の表面積はどちらがどれくらい大きいと考える?3倍だと思う人・・・4倍・・・5倍・・・」
「実はね4倍あるの、それを実際にやってみよう」

サラダボールの周りに細い透明なチューブが巻きつけられ中に赤インクがいれてある。そのチューブの先は中が空になって二個の円を描いている。
「これ半分だから、このインクが、この円2個になるといいのね」サラダボール側のチューブにはでっかい注射器がついていて、ゆっくりと空気をいれてインクを押し出した。するすると赤いインクが円を描くチューブに移動していく。2個の円が赤くなったところで、サラダボールは透明になった。
なんか、じわんと感動した。公式や理論は、机の上で格闘した覚えがある。私がささやかに持っていた知識が目の前で現実の出来事としてつながったのだ。そうだったのかあ、すっきりしたあ・・・という感じだった。

3.14×半径×半径 は円の面積を求める公式です。

球の表面積はその4倍だから 4×3.14×半径×半径 

これに高さ(この場合は半径)をかけて3で割れば、球の体積が出る。つまり、

4×3.14×半径×半径×半径÷3 が球の体積の求め方となる。

うれしくなっちゃいましたよ!                                             つづく                       

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雪が凄い(--〆)

2011年03月10日 | 日記

昨日、秋山仁さんの講演会に出かけた。
そのことをブログにアップしようと用意していたが、今日の吹雪があまりに凄くて、先にお知らせします。

高校生の娘。冬は歩いて学校に通っている・・・が、寒かったり、ふぶいていたり、夜更かししたり、理由はいろいろで「送ってほしい」ということがままある。
朝、「送るんだね」と言ってしまうほど今日の窓の外の様子は凄かった。

車は出したものの、先が見えない。「“八甲田山死の彷徨”だあ」など、言ったら娘がバックミラーで?の顔をしていた。(懐かしのあの映画なんだなあ・・) とにかく前が見えない。気後れしてスピードがゆるむと前の車から離されてしまう。そうすると今度は道幅がよくわからず、これくらいかなあ・・・状態で前に進む。テールランプが見えるとほっとする。こういう時に困るのが、雪をきちんとはらっていない車だ。あれでよく運転ができると感心するのだが、ブレーキランプもテールランプもウインカーも定かでなく、時にはワイパーを動かしただけの前方もほとんど見えない車がいる。スピードは出ていないのだが、そういう前の車にいきなり止まられると、バフバフする。私は運転が得意ではないので、本当に心臓に悪い。
車が温まってくるとたいていはきれいさっぱり消えるのだが、朝早いこの時間は、雪だるまで走っている車を何台も見かけた。

真っ白・・・いきなり対向車が現れるんだもの・・・歩くのも厄介だけれど、車も厄介だ。

反対に、出てくるのが車ならまだいい・・・人が現れることもある。事故を起こさないって、無謀運転をしないとか注意も大事だけれど、運に恵まれているだけなのかもと感じることが、冬の札幌で車を使って生活するようになってたくさんある。

秋山仁さんの話は、また、次に・・・。

 

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