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『犬のしっぽを撫でながら』-小川洋子-

2010-11-08 16:27:24 | 映画DVD&本
『銀行 男たちの挑戦』を図書館へ返却しながら、さ~て次は何を読もうかな・・・と?

書棚に立ちながら、まずは作家の名前を手がかりにしようと思い、あいうえお順に並んでいる棚の『あ』から眺めていた。
そして『犬のしっぽを撫でながら』のタイトルが目に付き面白そうと思い手に取ると、作家が小川洋子さん。
ブックマークしている『色いろ遊び』さんの記事に良く出てくる作家さんだ!と借りる事にした。


これはエッセイ集で、彼女が書いた本のきっかけになった出来事やエピソードなどが書いてある。
映画にもなった『博士の愛した数式』についてなどとても面白いし、エッセイひとつひとつが興味深くて、彼女の本を全部読みたいと思った!!


題名にあるとおり犬を飼っている。ラブラドールでけっして優秀な犬ではないらしく、そのエピソードが可笑しくて・・・ また、タイガースのファンでその勝ち負けに一喜一憂している様子など、我が家の巨人ファンである夫や友人Iさんの様子と重ね合わせてみると、その熱狂ぶりが伺える
『家族と思い出』の章では、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の事や、フェルメールの絵の事など、エッセイなので文章を読みながら小川さんとお茶しているような気になってきた。

これほどの作家でありながら、玄関先で用件を述べ・・・天気のこととか、テレビニュースのこととか、しなくてもいい雑談をするのが私はとても苦手なのだ。とか、自分がいかに愚かな未熟者であるか・・・私はつまらない人間だ。取り越し苦労・いじけ虫・くよくよ・・・・など、私自身の事を書いてあるようで、私を励ましてくれているように錯覚してしまう。

芥川賞を受賞した作家と思えないくらい文章に難しさがなくて読みやすく、次々と活字を追っていきながら本を閉じることが出来ない

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2 コメント

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頭の中が空(カラ)? (Loki)
2010-11-09 09:11:45
爆笑!!
私、読書はほとんど職場かベット(就寝前)でなんです。

老眼がすすんで編み物が辛くなって、読書する事にしたんです。
お薦め本の情報はありがたいです!

あっ『頭の中が空(カラ)』って重要です!無の境地・・・!
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最近、読んでないなあ~ (おりーぶおばちゃん)
2010-11-09 08:08:34
なんだかおもしろそうな本ですね

読みたい、読みたいと思っていても、どうも私は時間の使い方がヘタのようだ・・・

この間、ラジオで「あんじゅう」(宮部みゆき著)という本がおもしろかった。と、内田恭子さんが話してました。
読んでみた~い!

これ以上頭の中が空(カラ)になりたくない
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