東久留米の『世界』を読む会が、6月10日、行われました。
実に、2月以来の会となりました。
コロナ禍からの回復途上で、様々な事情を抱えている方がある中で、9名の参加でした。
皆様と、久しぶりの再会。嬉しかったです。
3月号、4月号、5月号は、特に討論する時間を取らず、特に印象に残るものを報告していただきました。何冊もどっさりとお持ちいただいてありがとうございました。
「優しい語り手」 オルガ・トカルチュク
「すでに過去の技術となった石炭火力」 平田仁子
「砂川最高裁判決の「呪縛」は解けるか」吉田敏浩
(3月号)
や
「いま私たちは何をなすべきか」 宮本憲一
「もし君が首相になりたいと言うならば」金子 勝
(4月号)
「新コロナ大恐慌にどう立ち向かうか」 金子 勝
(5月号)
などが紹介されました。
今回の共通テーマは、
○ 「生存保障を徹底せよ」
生存のためのコロナ対策ネットワーク
○ 「欧州グリーンディールが描く未来のシナリオ」
八田浩輔
で、まさに今そのただ中にある「コロナ問題」です。
政府の無能さが露呈されていること、気候変動とコロナ危機は共通性を持って人類の前に現れた問題だということ。これまでの世界のあり方、さらにコロナ後の世界を考えさせられるが、大方の意見で「新自由主義」は見直さざるを得ないだろうということ。緊急事態での自粛などの対応策で受けている被害、苦しみは平等ではなく、立場の弱い者に特に強く働いていること。専門家、学者、政治家など、この問題に本当に責任を持って立ち向かっているだろうか。アベノマスクは論外だとして、マスクをしないで行動しにくいこの雰囲気は無反省に受け容れていいものだろうか。コロナそのものの評価を始め、明確な答を探って模索している自分たちという姿が現れる、非常に活発な語論が展開されました。
とても、内容をまとめられませんが、テレビを見ているだけでは考えないような鋭い思考が、東久留米市民プラザ会議室で行われていたと思います?!
大きな「恐怖」の空気に包まれている中で、本当のことをつかむのはなかなか難しいことで、『世界』も、7月号へもその考察を引き継いでいます。
その他のお薦めは、以下のモノでした。
● 矢島 「安保法制違憲訴訟 五判決の何が問題か」
伊藤 真
● 富塚 「被ばく作業員を「使い捨て」にして廃炉ができるのか」
片山夏子
でした。
◎ 東久留米の『世界』を読む会、7月例会のお知らせ
●日 時 7月8日(水) 午後6時
●場 所 市民プラザ会議室(市役所1階)
●持ち物 雑誌『世界』7月号
○共通テーマ
「感染症対策「日本モデル」を検証する」 田中重人
「デジタル・メディアとアナログ・ジャーナリズム」
河原仁志
「危機に自ら陥るマスメディア」 立岩陽一郎
※ なお、武市さんが、『世界』6月号の「雇用社会の破壊への第一歩」の執筆者である水野英樹弁護士をご存知ということで、「週刊金曜日」の北多摩読者会との共催で、以下の内容の講演・討論会を企画しました。
◎ 『労働弁護団・幹事長、水野英樹弁護士を招いての
講演・討論会』
●日 時 6月24日(水) 18:15~20:45
●場 所 スペース105(市役所の向かい)
●参加費 500円
●持ち物 『世界』6月号(ある方)
●主 催(共催) 『世界』を読む会(東久留米)
『週刊金曜日』北多摩(東京20区)読者会
●問合せ 070-1591-5072 takeichi1977@au.com 武市徹
「広報」 http://www.demorg.net/

