《高市氏に聞きたかったこと》
須山敦行
国連人権理事会の特別報告者として、日本の報道・言論・表現の自由について国家視察を行なった、デイヴィッド・ケイ氏へのインタビューが、『世界』8月号に掲載されている。
その中で、希望していた「高市総務大臣との面会」が出来なかったことが述べられている。
...そして、高市氏に聞きたかったことを、紹介している。
◎ 《 高市氏に聞きたかったこと(デイヴィッド・ケイが) 》
「政府に放映許可の停止を行使する権限があると主張するのであれば、その根拠は何でしょうか。」
「『公平性に欠ける』ジャーナリズムとは何でしょうか。」
「政府や政党における腐敗、不法行為、詐欺、浪費、職権乱用の申し立てを報道することは、不公平ということになるのでしょうか。」
「放映許可を停止するプロセスはどのようなものを想定していますか。」
「どのような問題によって、現在のこれらの懸念が生じているとお考えですか。」
「『中立性』に欠けているという事例は、何かありますか。」
「特定機密保護法によって規定されているような、世間一般で議論されるべきではない、あるいは世間の目から隠されるべき問題とは何なのでしょうか。」
高市氏は、当問題の当事者であり、雑誌『世界』にこのような内容があれば、当然目を通すことは必要であり、国連を代表している人物の論評であるから、この質問に何らかの方法で、答えるのは当然であると思う。
どこかで、そのようなことをしていることを知っていたら、教えて欲しい。
高市氏は、残念ながら、無視で通すかも知れない。そんな気がする。
市民の私は、『世界』の読者は、こうしてはどうだろうか。
高市氏はきっとこう答えるだろうということを、答えてみる。
さらに、それを、自分の力で反論してみる。
やりたいのだけれど、力的に難しそうだ。
ああ、私は、単なる読者がいいところか。
誰か、やってくれ。