zoomの『世界』を読む会・7月例会の報告
zoomの『世界』を読む会・7月例会は、7月26日(金)、午後7時半から、5名の参加で行われました。
■ 今月のテーマは、
・アンナ・ベッツ、ジョナサン・ウルフ「ガザ反戦デモ 米学生新聞は大学当局とどう向き合ったか」
・エリック・リプトン「スポーツ賭博はいかにしてアメリカ文化の一部となったか」
・安田浩一「ルポ 埼玉クルド人コミュニティ」
の3本でした。
◎ 第一テーマ・アンナ・ベッツ、ジョナサン・ウルフ「ガザ反戦デモ 米学生新聞は大学当局とどう向き合ったか」
かつてのベトナム反戦運動のころのコロンビア大学などの動きを想起した。米大学のどのくらいの割合のことなのだろうか。ガザの事態を、アメリカで当事者として受けとめていることを感じた。大学の自治、民主主義のレベル、大学新聞、ジャーナリズムの現状など、日本ではどうなんだろうと、日本との比較を考えてしまった。
◎ 第二テーマ・エリック・リプトン「スポーツ賭博はいかにしてアメリカ文化の一部となったか」
急速な変化の実態に驚く。現地に出向かなくてもできてしまう、スマホ、インターネットの活用が許されたことが大きな引き金になった。日本の高校生もオンライン・カジノをしている。このように蝕まれる姿は、アメリカの公共の衰退の象徴のようだ。
◎ 第三テーマ・安田浩一「ルポ 埼玉クルド人コミュニティ」
嫌がる仕事を押し付けられる存在が、差別の対象となっている。外国人の労働力に頼らざるを得ない現実にきちんと向き合おうという風になっていない。「人類は移動を続けながら、混ざり合いながら生命をつないできた。」(「原っぱのサッカー大会に吹く風は」〔p.149〕)のに。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9a4c67163a2df3300c8a92f29cf23f76964e293?page=2
などと、話し合いました。
■ 7月号のその他のお勧めは
・井内 「中東を揺るがす「影の戦争」」 溝渕正季
「ジェノサイドの記憶をめぐる旅」ヴェロニク・タジョ
・針谷 「「先生=大変」までの20年」 武田砂鉄
でした。
◎ ZOOMの『世界』を読む会、8月例会 の予定
●日 時 8月30日(金) 午後7時半~9時半
※ 月末の金曜が定例です。
○共通テーマ
・「警察腐敗 内部告発者はなぜ逮捕されたのか」 青木 理
・「なぜ国際刑事裁判所は、ネタニヤフ首相の逮捕状を請求したか」
下谷内奈緒
・「法を平等に適用しなければ、種としての人類が崩壊する」
カリム・カーン
・「永遠の属国体制か?」 ガバン・マコーマック
・「別れは生の延長にある」 磯野真穂×坂野悠己
○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com
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