ZOOMの『世界』を読む会・4月例会の報告
zoomの『世界』を読む会・4月例会は、4月26日(金)、午後7時半から、5名の参加で行われました。
◆ 今月のテーマは
・李鍾元×益尾知佐子 「「新冷戦」か混沌か」
・江島晶子 「人権は「身近で小さな場所」から始まる」
・吉田敏浩 「ルポ 軍事優先社会」
の3本でした。
第一テーマ、李鍾元×益尾知佐子「「新冷戦」か混沌か」
バイデンの「新冷戦」に対してトランプの「混沌」。どちらも問題だが、「民主主義の退潮」と「権威主義の跋扈」を招来するトランプの方が余計に困るのでは。そのトランプが「勝つ」見込みが高そうなことが憂慮される。中東でのバイデンの失敗の中で、8年前は「隠れトランプ」だった人々が、堂々とトランプ支持を表明できるような状況。その中で日本の立ち位置をどうするかが課題だ。
第二テーマ、江島晶子「人権は「身近で小さな場所」から始まる」
憲法と国際人権法との関係について学ぶ所の多い論稿だ。日本社会の人権状況の遅れから見ると、日本の人権の課題は大きい。
第三テーマ、吉田敏浩「ルポ 軍事優先社会」
軍事化の進行が、沖縄だけの問題でなく、日本全体に渡って進められているが、そういう報道はされていない。戦後のスタート時から見て、こんな日本になるとは想像できなかった。中国などの状況を見ると、日米関係だけを問題にしても見通しは立たない。日本の平和、外交方針が見えていないのが問題だ。
などと話し合われました。
■ 4月号のその他のお勧めは
・針谷 「破壊された「戒め」」 朴順梨
・巻 「読んで、観て、聴いて」 酒井啓子
・井内 「米連邦最高裁 アメリカ政治の主戦場」
秋元由紀
・須山 「なかったことにされてきた声から」
清水奈名子×吉田千亜
でした。
◎ ZOOMの『世界』を読む会、5月例会 の予定
●日 時 5月31日(金) 午後7時半~9時半
※ 月末の金曜が定例です。
○共通テーマ
・「ガザ攻撃はシオニズムに一貫した民族浄化政策である」
早尾貴紀
・「就職氷河期世代の現在とこれから」
近藤絢子
・「能登半島地震「人命救助の遅れ」は本当に「仕方なかった」のか?」
奥山俊宏
・「滅びゆく日本、再生への道 第7回 教育・子育て・災害対応」
星 浩
○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com
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