『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

zoom『世界』5月例会は、7名で。

2021-05-29 15:12:33 | 日記
zoom『世界』5月例会の報告
 5月28日(金)、第3回目となった、zoom『世界を読む会』5月例会が行われました。参加は7名。
 zoomでの会は、ダラダラと長くやると身体が壊れそうなので、それなりにコンパクトに2時間ほどでやるのがいいと思います。
 2本のテーマで、それぞれ報告者が、論点を整理して報告して下さるのでスムーズな進行で進みました。参加者も、発言を絞り込んで用意していると良さそうだと思いましたが、この日は皆さん、相互の配慮の行き届いた参加姿勢で、きっちり2時間半でゴールとなりました。
 第一テーマの「ワクチン」問題では、印象に残ったのは、日本が極端に遅れてしまっていることは、「政治の問題だ」ということ、中身としては「アカデミズムと国、企業との関係」、「目先の利益にとらわれて基礎科学をないがしろに」、実際には「工場がない」ことがもたらしている結果だ。
 「イージスに9000億も掛けているうちの半分でもワクチンなどに回せばすむのに、憲法に則った政治が行なわれていないこと」だ。というのがストンときました。
 グローバル・コモンズが課題になっているこの問題、特許については世界が議論することになっているように、私たちの検討課題だなと感じました。
 第二テーマの「強化兵士」。人体の不可侵性の問題。「あるがまま」を否定する優生思想の問題。そして何より、「戦争」「軍備」の反人間性。眠らずに闘い、葛藤なく殺人し、脳に埋め込まれたチップで行動する「強化兵士」が具体的な倫理問題になって、それなりの規制をしようとしている、という恐ろしい現実。米中はその先端。アメリカの国家を挙げての研究体制の中に深く根付いている「軍事」(研究)。そこが大元ということでしょうか。日本軍の内務班や突殺訓練は、メスを入れた人体改造ではないけれど、市民を戦士にするためのシステムを持ったもので、「強化兵士」はその先に待っているということでしょうか。
 これは規制ではなく、核兵器、生物兵器と同様に「禁止」でしょう、という声が。
 余談ですが、この会議で語られたことによると筆者の「橳島(ぬでしま)」(「橳」は植物の「ヌルデ」?)という難しい文字は群馬県に地名として名字としてあるということでした。zoom『世界』の参加者は群馬県勢が有力なのです。
 
 
○ 今月のテーマ
 ・「コロナ戦記 第8回 「死の谷」に落ちた国内ワクチン」
                        山岡淳一郎 
 ・「兵士の強化改造 どこまで許される?」    橳島次郎
     でした。
 
◎ ZOOMの『世界』を読む会、6月例会 の予定
  ●日 時 6月25日(金) 午後7時~9時半
   ※ 月末の金曜を定例とします。
  ○共通テーマ
    未定
    決定次第、お知らせします。
  ○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
  ● 連絡先 須山
           suyaman51@mail.goo.ne.jp 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小岩の『世界』5月例会はzoomで、5名で。

2021-05-22 19:23:25 | 日記
 小岩の『世界』5月例会の報告
 
 20日(木)、午後7時スタートで、小岩の『世界』5月例会は、今月もzoom開催でした。参加は5名。小岩の会は、zoomに慣れて、とてもスムーズに活用できるようになっていて、これでいいか、という感じです。
 11時半まで、たっぷり話し合いましたが、印象に残ったのは、「ナショナリズム」「冷戦思考」です。尖閣の問題でも、パンデミックの問題でも、香港問題でも、克服すべき問題としての「ナショナリズム」ということが頭に残りました。オリンピック問題に直面していますが、スポーツとナショナリズムという点でも、当方は大いに問題を抱えていると思いました。
 話し合いの中で、ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』が提示されて、ナショナリズムと国家の検討が。こういう時に、zoomで自宅での参加なので、自分の書棚から本を取り出してということが出来た訳です。
 水野論文では、内部留保を巡って、私には付いていけない話が深く掘り下げられましたが、皆さん水野さんの提案ではと疑問だなという感じでした。
 次回は小岩会場での予定ですが、宣言との関係でzoomになるかも知れません。
 
 今回の共通テーマは、
  ○「中国と正対する筋道を求めて」       寺島実郎
  ○「危機の中のパンデミック」         水野和夫
  ○「香港危機とは何か」            倉田 徹
                 でした。
 5月号のお薦めは
  ■ 大塩 ・「那覇孔子廟政教分離訴訟」    塚田穂高
  ■ 大塩、櫻井
       ・「ラムザイヤー論文はなぜ「事件」となったのか」
                        茶谷さやか
       ・「ラムザイヤー論文の何が問題か」 吉見義明
  ■ 片山 ・「読書会という幸福 第17回」  向井和美
  ■ 須山 ・「内なる優生思想と命のビジネス化の諸相」
                         藤井克徳
            でした。
 
 ◎ 小岩の『世界』を読む会、6月例会 の予定
  ●日 時 6月17日(木) 午後7時
  ●場 所 南小岩8丁目21の8
          小岩駅から徒歩約3分
   zoom開催に変更する可能性あり。
  ●持ち物 雑誌『世界』6月号
  ○共通テーマ
   ・「大阪の興行的都市政策」         森 裕之
   ・「どうして海外は再エネが普及しているのか」
                         山家公雄
   ・「中村哲医師と「緑の大地計画」」     梶原健嗣
  ● 連絡先 須山
            suyaman51@mail.goo.ne.jp
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練馬の『世界』5月例会、6名で。

2021-05-22 18:15:54 | 日記
 練馬の『世界』5月例会、6名で。
 
  20日(木)、午後1時10分から、練馬の『世界』を読む会・5月例会を行いました。光が丘区民センター5階茶室で、正座の得意な皆さんは座布団を重ねて参加です。お一人はうまく後ろの柱に背を預けていました。参加は6名でした。
 参加者がおなじみの顔ということで、非常に和んだ会となりました。
 そのせいか、テーマのテキストから時々大きく離れた話題に飛びます。ネットやニュースの情報が飛び交い、まるで情報交換の場のようでした。
 それにしても、このように問題だらけの政権がどうして支持されるのか?という話題では、市民の選んだ内閣案を作ったらどんなだろう。文科大臣は前川喜平、財務大臣は浜矩子、総務大臣は片山善博、ワアワアという話に。安田菜津紀を絶対に推すというお方もありました。
 楽しかったのですが、ちょっと慣れすぎて反省です。テキストを読み解く。そしてテキストのテーマに関する意見を交換する、という本筋を忘れないようにしましょう。
 
  今月のテーマは
  ・「中国と正対する筋道を求めて」        寺島実郎
  ・「人新世」     J・A・トーマス、M・ウィリアムズ
             J・ザラシーヴィッチ
  ・「危機の中のパンデミック」          水野和夫
            でした。
  5月号のお薦めは
  ・須山 「内なる優生思想と命のビジネス化の諸相」
                         藤井克徳
             でした。
 
  ◎ 練馬の『世界』を読む会、6月例会 の予定
   ●日 時 6月17日(木) 午後1時10分~4時
   ●場 所 光が丘区民センター6F会議室(予定)
  (地下鉄大江戸線「光が丘駅」下車 改札を出て、案内表示に従ってエレベーターに乗って6階)
   ●持ち物 雑誌『世界』6月号
   ○共通テーマ
    ・「ソーシャルメディア時代のメガ・イベント」
                         阿部 潔
    ・「遺骨まじりの土砂」          渡辺 豪
    ・「革新的技術は気候を救うか」     伊与田昌慶
   ● 連絡先 須山
           suyaman51@mail.goo.ne.jp 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東久留米の『世界』昼の部、5月例会、7名で。

2021-05-21 20:10:43 | 日記
東久留米の『世界』昼の部、5月例会の報告
 
 19日(水)、午後4時から、東久留米の『世界』昼の部、5月例会が生涯学習センター学習室で行われました。初めての参加者を含めて、7名、久々に活気のある会の復活でした。
 テーマ以外に報告があり、「ラムザイヤー論文」を巡ることから話し合いましたが、全く見解が異なる意見が披露されました。
 「大阪モデル?そんなものはない」では、在阪メディアとの共依存関係が説明されていますが、メディアのあり方に反省すべき点があるのかな。維新政治の功罪については、その後の議論がコロナを巡って大阪の評価に戻ったりして検討されました。医療は経営合理化で何とかしてしまっていいことではないということかな。
 「人新世」は、理解が急激に進んできていることで、幸いにも私たちは『世界』でその流れに乗ることはできていますが、それではどのような対策がという検討はまだまだだな、という感じですね。
 中西新太郎の「若者」論は、参加者から紹介された「私たちは生まれてから二〇年間、ずっと不況の中にいる」という若い人の言葉が、グサッときました。老人福祉は話題になっていますが、今は「若者福祉政策」が急がれるのですね。
 
今回の共通テーマは、
  ○ 「大阪モデル? そんなものはない」    松本 創
  ○ 「人新世」   J・A・トーマス、M・ウィリアムズ
             J・ザラシーヴィッチ
  ○ 「コロナ禍は若者の窮状に何を加えたか」 中西新太郎
           でした。
 
 ◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)6月例会のお知らせ
  ●日 時 6月16日(水) 午後4時
  ●場 所 生涯学習センター集会学習室2
  ●持ち物 雑誌『世界』6月号
  ○共通テーマ
  ・「メガ・イベントの時代の終焉」       町村敬志
  ・「どうして海外は再エネが普及しているのか」 山家公雄
  ・「すぐそこにある再エネ社会」        飯田哲也
  ・「NHKと政治と世論誘導」         長井 暁
  ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
  ● 連絡先 須山
            suyaman51@mail.goo.ne.jp
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富岡の『世界』5月例会、7名で。

2021-05-21 19:01:28 | 日記
 富岡の『世界』5月例会の報告
 
  19日(水)、午前9時半から富岡の『世界』を読む会、5月例会が行われました。会場はこのところの定席、高崎市吉井町西部コミュニティーセンターですが、今回は初めて二階の和室でした。膝に問題を抱える人が多いので、広々とした和室の蜜を避けて据えられた座卓の前の座布団の上で、足をあっちに向けたりこっちに向けたりの勉強会となりました。参加は、7名でした。
 
 「人新世」は、『世界』の読者会ではおなじみの言葉になりましたが、世間的にはどうでしょうか。私たちの生きた時代が生み出した「人新世」の、これからの10年が重大だということで、私たちの人生の最終コーナーは偉大な課題に直面しているわけです。こりゃ、勉強が欠かせないな。
 香港問題は、中国問題であり、民主主義の問題であり、ちょっと近い未来に希望が見えにくいのですが、必ず達成せずにはおけない課題であり、この「思想戦」に『世界』を読むことで参加していくのだな、と思いました。
 
 
 ・今月のテーマは
  ・「香港危機とは何か」          倉田 徹     
  ・「「暴力」のあとに」          葉健民
  ・「香港の悲劇」              練乙錚
  ・「人新世」  J・A・トーマス、M・ウィリアムズ
           J・ザラシーヴィッチ
      でした。
 
◎ 富岡の雑誌『世界』を読む会、6月例会 の予定
 ●日 時 6月16日(水)
 ●場 所 吉井町西部コミュニティセンター
        吉井町長根174-6
 ●時 間 午前9時半
 ●持ち物 雑誌『世界』6月号   
 ○共通テーマ
  ・「祝賀資本主義のグロテスクな象徴」     本間 龍
  ・「オリンピック開発と資本の論理」      荒又美陽
  ・「遺骨まじりの土砂」             渡辺 豪
  ・「戦没者の尊厳は守られなければならない」 具志堅隆松
  ・「沖縄という窓」             親川志奈子
       です。 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする