『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

zoomの『世界』を読む会・11月例会は5名で。

2023-11-25 11:02:16 | 日記
ZOOMの『世界』を読む会・11月例会の報告
 
 11月24日(金)、午後7時半~、zoomの『世界』を読む会・11月例会が開かれました。
 5名の参加でした。
 
■ 今月のテーマ
 ・丸山真央「維新の会の「中抜き」政治はどこに向かうのか」
 ・中溝和弥「「ヒンドゥー国家」に呑まれたG20」
 ・上江洲佐代子「再編に向かうアフリカ安全保障体制」
    でした。
 
■ 11月号のその他のお薦め
 ・針谷「橘宗一少年虐殺をめぐる記憶の再生」 田中伸尚
 
◎ ZOOMの『世界』を読む会、12月例会 の予定
 ●日 時 12月22日(金) 午後7時半~9時半
※ 月末の金曜が定例ですが、12月は、1週早めました。
 ○共通テーマ
 ・「哀悼のコンパス」         ジュディス・バトラー
 ・「絶望からのメディア論」            南 彰
 ・「統一教会問題の解決とは何か」        櫻井義秀
 ○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
 ● 連絡先 須山
                 suyaman50@gmail.com
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富岡の『世界』を読む会・11月例会は6名で。

2023-11-17 12:54:53 | 日記
富岡の『世界』を読む会・11月例会の報告
 
(郡山さんから)
 富岡『世界」を読む会の11月例会は、11月15日(水)14.00-16.00時、高崎市吉井町西部コミュニティセンターにて6人が参加して開催された。
 今回のテーマは、『世界』11月号から①丸山真央『維新の会の「中抜き」政治はどこに向かうのか」と②水島治郎『「自由と寛容」をめぐるせめぎあい』および➂田中伸尚『橘宗一少年虐殺をめぐる記憶の再生』の三つの論考だった。
 
Ⅰ.丸山真央『維新の会の「中抜き」政治はどこに向かうのか』
 伝統的な中間集団を媒介することなく、政治家が有権者と直接つながる「脱媒介」型コミュニケーションの政治を「中抜き」政治と定義し、維新の会の躍進を説明している。「中抜き」が社会構造の変化に伴うものであることから、問題が維新にとどまらないとの指摘は重要だ。難しい政治論をわかり易く解説していると参加者一同納得した。  論議の中心は参加者各人の「維新の会」論。万博問題で維新の底が割れた。大阪以外への拡大は「中抜き=根無し草」故に無理。「公より私」重視では格差社会に適合しない。維新のスピード感や公務員攻撃が若者人気につながっているのでは。
 
Ⅱ.水島治郎『「自由と寛容」をめぐるせめぎあい—オランダから考える』
 オランダの国王と首相が、奴隷制と奴隷貿易が人道に対する罪であること、その痛みはいまもなお子孫の人びとに残されていることを認め、そのことに対して謝罪をした。松野官房長官は、関東大震災直後に起こった朝鮮人虐殺に関する記録が政府内に見当たらない、と語った。謝罪どころか史実の認定すら語らない。この彼我の違いはどこから来るのか。論議では、絶望することなく執拗に、自公政権の歴史認識を批判し続けなければならないことを、共有し合った。  植民地支配については「ヨーロッパ各国も反省していない」という右翼・保守の言説に対する痛烈な反論だ、との意見が出された。また、論考後半の、現在の難民問題の取り扱いが奴隷制に対する自己批判と矛盾している、との指摘に対しては、必ずしもリンクさせるべきではない、との意見が出された。
 
Ⅲ.田中伸尚『橘宗一少年虐殺をめぐる記憶の再生―「甘粕事件」100年』
 衝撃的な報告だ。関東大震災直後、大杉栄と伊藤野枝は甘粕らの軍人によって虐殺された。その時、栄の甥の宗一少年が、犯行の発覚を恐れた甘粕らによって絞殺された。宗一の父橘惣三郎は、治安維持法のもと、勇断と覚悟をもって、宗一の墓碑を建てた。碑には次のように刻まれていた。  「宗一(八才)ハ再渡日中東京大震災ノサイ大正十二年(一九二三)九月十六日ノ夜大杉栄 野枝ト共ニ犬共ニ虐殺サル」。  論考では、感動的な墓碑発見の経緯が報告され、「忘却から記憶の再生へと舞台は回った」と記される。市井の私人たちの墓碑発掘の情熱に、ただただ頭がさがるばかりだ。「犬共ニ虐殺去ルが二度と刻まれない時代にしなければ」という関係者の発言に強く共感した。『世界』11月号の最良の収穫だ、との評価だった。
 
Ⅳ.富岡『世界」を読む会・12月例会の案内
 1.日程・場所:12月20日(水)14.00-16.00、
        高崎市吉井町西部コミュニティーセンターにて
 2.テーマ:
  ①筒井淳也『家族のアップデートはいかにして可能か』
  ②小島美里『訪問ヘルパーがいなくなる』
  ➂枝廣淳子『グリーン成長・脱成長・ポスト成長』 
          以上
 
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東久留米の『世界』を読む会・昼の部・11月例会は、6名で。

2023-11-16 13:26:14 | 日記
東久留米の『世界』昼の部、11月例会の報告
 
 東久留米の『世界』を読む会・昼の部、11月例会は、11月15日(水)、午後3時より、生涯学習センター学習会議室3室で行われました。参加は6名でした。
 
今月のテーマは
 ・丸山真央「維新の会の「中抜き」政治はどこに向かうのか」
 ・宍戸常寿「憲法と社会のデジタル化についての覚書」
     でした。
 
11月号のその他のお薦めは
 ・西崎 「国民総背番号とは何だったのか」   高木浩光
 ・小泉 「NFTと新しいお金の流れ」     坂井豊貴
     でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)12月例会のお知らせ
 ●日 時 12月20日(水) 午後4時
 ●場 所 生涯学習センター学習会議室4
 ●持ち物 雑誌『世界』12月号
 ○共通テーマ
 ・「プーチン「終わらない戦争」の深層」    佐藤親賢
 ・「絶望からのメディア論」          南 彰
 ・「グリーン成長・脱成長・ポスト成長」    枝廣淳子
 ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
 ● 連絡先 須山
                  suyaman50@gmail.com  
 
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練馬の『世界』を読む会・11月例会は、5名で。

2023-11-10 13:29:50 | 日記
練馬の『世界』を読む会・11月例会の報告
 
 光が丘図書館の第一会議室で、11月9日午後1時から、いつものようにコーヒーとスイーツ(先月に続いて手作り「羊羹」)をつまみながらの会でした。参加は5名
 最近では最も少ない参加者でしたが、そのかわり自由に脱線して楽しい話し合いになりました。羊羹が好評で、「手作りなの?」という声もあって、来月は黒糖を使って羊羹を作ってくることになりました。
 コーヒーと羊羹をつまみながらの最初の話題は、やはりガザ侵攻についてでした。歴史的にさかのぼれば、アウシュビッツのユダヤ人虐殺を頂点とするヨーロッパにおけるユダヤ人差別の諸問題を、第二次大戦後にすべてアラブ世界に丸投げしたことから始まっています。イスラエルの建国は、ユダヤ人と先住するパレスチナ人とが対等平等な関係で実現すべきものでした。ユダヤ人差別が生まれた理由などについても、様々な角度から意見が出されました。
 とくに話が集中したのは、甘粕事件で虐殺された「立花宗一」少年について書かれた、「立花宗一少年虐殺をめぐる記憶の再生」(田中伸尚)でした。全員が今まで通り一遍にしか知らなかった事実の奥にあった物語に、息を呑む思いでした。宗一少年自身の無念はもちろんのこと、その両親(とくに母親のあやめ)のその後の、「敵(かたき)を取る覚悟」の激しい人生への変転は、心を揺さぶられるものがありました。来年の墓前祭に行きたいという声も上がりました。
 今回も各論稿にこだわらず、自由に発言が飛び出す楽しい話し合いで、4時きっかりに散会。
 
今月のテーマは
・「維新の会の『中抜き』政治はどこに向かうのか」  丸山真央
・「憲法と社会のデジタル化についての覚書」     宍戸常寿
・「『ヒンドゥー国家』に呑まれたG20」      中溝和弥
・「橘宗一少年虐殺をめぐる記憶の再生」       田中伸尚
     でした。
 
◎ 練馬の『世界』を読む会、12月例会 の予定
 ●日 時 12月21日(木) 午後1時~4時
 ※ 第三木曜日が定例です。
 ●場 所 光が丘図書館・第一会議室
 ●持ち物 雑誌『世界』12月号
 ○共通テーマ
 ・「訪問ヘルパーがいなくなる」         小島美里
 ・「なぜ、海洋放出だったのか」         濱田武士
 ・「絶望からのメディア論」           南 彰
 ・「ハマースはなぜイスラエル攻撃に至ったのか」 臼杵 陽
 ● 連絡先 須山  suyaman50@gmail.com 
 
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東久留米の『世界』・zoom・11月例会は、3名で。

2023-11-09 12:30:29 | 日記
 東久留米の『世界』zoom・11月例会の報告
 
 11月8日(水)、午後7時より、東久留米の『世界』を読む会・zoomの11月例会が3名の参加で行われました。
 
■今月のテーマは
 ・丸山真央「維新の会の「中抜き」政治はどこに向かうのか」
 ・辻野けんま「大阪の教育と草の根民主主義」
 ・関根千佳「デジタルも社会もユニバーサルデザインに」
 ・田中伸尚「橘宗一少年虐殺をめぐる記憶の再生」
      の4本でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会、12月例会のお知らせ
 ●日 時 12月13日(水) 午後7時
 ●zoomでのオンライン開催
 参加希望の方は、メールを下さい。案内を送ります。
 ●持ち物 雑誌『世界』12月号
 ○共通テーマ
 ・「ハマースはなぜイスラエル攻撃に至ったのか」臼杵 陽
 ・「哀悼のコンパス」       ジュディス・バトラー
 ・「中高年者の孤立と孤独」         小林江里香
 ・「グリーン成長・脱成長・ポスト成長」    枝廣淳子
 ※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。
 ※ 他に、昼の部として、第3水曜、4時から会場で行なう会もあります。
 ● 連絡先 須山
              suyaman50@gmail.com
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