『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

練馬の『世界』、復活。新しい会場で。

2020-09-19 12:55:11 | 日記
   3月の例会以来休止していた練馬の「世界を読む会」が、17日(木)1時から、ほぼ半年ぶりに再開しました。
 練馬の喫茶店「アンデス」が使えなくなって、半年近くの休止になりました。
 今回は光が丘の「光が丘区民センターの5階和室でやりました。
 地下鉄大江戸線光が丘駅から、連絡通路を通ってエレベーターで直通です。
 ただ残念ながら当日の欠席連絡もあって、国立から参加のTさんを含めて、出席は4人でした。
 当日やむを得ない用事と重なって須山さんが欠席ということで、「9月号 須山の感想」というプリントが配られました。
 これを最初に読み上げて議論に入りましたが、議論は縦横無尽に展開して、さまざまな分野に広がっていきました。
 テーマに即して深めるという点では物足りない面もありましたが、それ以上にそれぞれの体験を交えた思いがけない話につながって、なかなか面白い話し合いになりました。
 ニカラグアとコスタリカの、淹れたてのコーヒーを飲みながらの楽しい時間でした。
 
 今月のテーマは
 ・「連帯経済としてのベーシックインカム」   山森 亮
 ・「人間の尊厳と生命権は不可分」
      ユルゲン・ハーバーマス、クラウス・ギュンター
 ・「自分史の中の軍事史研究」         吉田 裕
                でした。
 
 10月号のお勧めは、
 ● 桜井 ・「ポストコロナの大学論」     吉見俊哉
 ● 巻  ・「朝鮮人BC級戦犯刑死者の無念に応えてほしい」
                        李鶴来
                でした。
 
◎ 練馬の『世界』を読む会、10月例会 の予定
 ●日 時 10月15日(木) 午後1時~5時
 ●場 所 光が丘区民センター6F和室
(地下鉄大江戸線「光が丘駅」下車 改札を出て、案内表示に従ってエレベーターに乗って5階)
 ●持ち物 雑誌『世界』10月号
 ○共通テーマ
  ・「イチからわかる敵基地攻撃能力Q&A」  半田 滋
  ・「入管政策はさらに非人道的になるのか?」
         指宿昭一、石橋通宏、モハメド・サディク  
  ・「放送労働現場の砂漠へようこそ!」    山口香津美
 ● 連絡先 須山
            suyaman51@mail.goo.ne.jp
 

 

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富岡の『世界』9月例会、8名で。

2020-09-16 18:18:41 | 日記
 16日、富岡の『世界』を読む会が、8名の参加で行われました。
 本田論文「可視化されたベーシックインカムの可能性」では、ベーシックインカムということにこれまであまり知識がなかったというのが大方の感想。その上で、財源、勤労意欲など様々な不安が語られ、果たして現実的な政策なのかと。しかし、コロナ後の世界で一つの根本思考としてテーマになるのはいいことだ、などなど話し合う材料満載という感じでした。
 今回、一番時間をとったのは、このベーシックインカムの議論でした。
ハーバーマス「人間の尊厳と生命権は不可分」では、ドイツでの議論のレベルが日本とは随分違うなという感想。この議論のもとになる世界の死者と老人の割合などのデータを郡山さんが準備して下さって、参考になりました。それにしても、日本や東アジアとの二桁の死者数の差は、原因が解明されていませんね。
 「森の中の死」と「ウイグル日記」は、時間が足りなくなって少ししか話し合えませんでした。けれど、中国の人権状況というのは、引き続き重大な問題だということ。関連して、大坂なおみ万歳と「ブラック・ライブズ・マター」のTシャツを購入した赤石さんなどが雄叫びを上げて? 声を上げなくてはということが話されました。
 
 今月のテーマは
 ・「可視化されたベーシックインカムの可能性」   本田浩邦
 ・「人間の尊厳と生命権は不可分」
        ユルゲン・ハーバーマス、クラウス・ギュンター
 ・「森のなかの死」         アパレシーダ・ヴィラサ
 ・「ウイグル日記(上)、(下)」         川嶋久人
           でした。
 
 ◎ 富岡の雑誌『世界』を読む会、10月例会 の予定
  ●日 時 10月14日(水)
  ●場 所 富岡市生涯学習センター第三学習室
  ●時 間 午前9時半
  ●持ち物 雑誌『世界』10月号
  ○共通テーマ
   ・「脳力のレッスン 222」        寺島実郎
   ・「共犯ではないメディアのために」     南 彰
   ・「放送労働現場の砂漠へようこそ!」   山口香津美
   ・「陸上イージスの命運はなぜ尽きたのか」  藤岡 惇
   ・「再び戦場の島とさせないために」     伊波洋一
         です。
 
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小岩の『世界』9月例会、5名で!

2020-09-11 19:46:28 | 日記
 10日(木)、小岩の『世界』を読む会が、いつもの5名で行われました。猛暑の毎日ですが、幸いこの日は2台の優秀な扇風機のみで、燃え尽きない程度で助かりました。
 巻さんの焼いた特製の柔らかいパンと、櫻井さんのジャム、そしてコーヒーの贅沢な会です。
 まずは、稲葉論文から
 「ビッグイシュー」を巡るあれこれ。
 「ハウジングファースト」という課題の重要性。日本は家賃世界一だったりすること。 ボランティアという、若者が社会的な行動をする入口に注目するということから、現在の若者気質で「今だけここだけ自分だけ(お金だけ)」だとか、地元大好き、マイルドヤンキーなどという言葉が紹介されました。私には新鮮でした。
 また、「フードバンク」という公営財団法人の存在の様子、私は知らないことだらけだ。 アメリカの友人と話したときに、本論文で住まいを失った者4000人と書かれているが、アメリカのエビクション(アパートから追い出される)は2000万人だということ。アメリカの凋落? うなってしまった。
 というように、小岩の『世界』はすごいのです。
 続いて、山森論文の話し合いで、ベーシックインカムの問題は、未来社会、理想社会をどう描くかということに繋がるので、思わずそれぞれの理想を語り合ったり、すごいことになりました。
 というように、小岩の『世界』はすごいのです。
 吉田裕の軍事史研究論文では、筆者は櫻井さんと同い年ということで、参加者の戦後史みたいなことに触れる話題に。
 さらに、李鶴来さんのインタビューからは、江戸川の耳鼻咽喉科医師今井知文先生の碑のことになり、櫻井さんに、江戸川の戦争史遺跡の一つとして、その碑の所在を調べるという宿題が出されました。
 というように、小岩の『世界』はすごいのです??
 
 今回の共通テーマは、
 ○「ホームレス・クライシスに立ち向かう」    稲葉 剛
 ○「連帯経済としてのベーシックインカム」    山森 亮
 ○「自分史の中の軍事史研究」          吉田 裕
              でした。
 
 9月号のお薦めは
 ■ 片山 ・「独バイエル社和解へ」       天笠啓祐
 ■ 巻  ・「ウイグル日記(下)」       川嶋久人
 ■ 須山 ・「専門知の「柔らかさ」とどうつきあうか」
                         平川秀幸
                 でした。
 
 ◎ 小岩の『世界』を読む会、10月例会 の予定
  ●日 時 10月15日(木) 午後7時
  ●場 所 南小岩8丁目21の8
          小岩駅から徒歩約3分
  ●持ち物 雑誌『世界』10月号
  ○共通テーマ
  ・「「敵基地攻撃能力」保有論を批判する」   杉原浩司
  ・「金正恩の選択 第2回」         井上智太郎
  ・「現代の危機に求められる経済論争の復権」  吉原直毅
  ● 連絡先 須山
             suyaman51@mail.goo.ne.jp
 

 

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東久留米9月例会、新しい方2名参加の8名で。

2020-09-10 12:20:00 | 日記
 東久留米の『世界』9月例会は、残暑厳しい毎日で、色々な事情で欠席連絡が多い日でしたが、2名の新しい参加者があって、8名の会となりました。
 第一テーマの、ベーシックインカム。このことに詳しく、これ以上の政策はないという強い主張のある方を中心に、行き詰まっている現状からどのように道を拓いていくのかという大きなテーマの議論がされました。『世界』では、ここ数年で初めてのベーシックインカムの登場で、これから、引き続き勉強する重要な内容でしょう。
 第二テーマの、「軍事史研究」。これまた、この研究について、評価、批判がありました。軍事史研究という未開拓の分野を切り開いたということには評価がされていいのではと思いました。
 第三テーマの李鶴来さんの捕虜監視員軍属としてBC級戦犯となった朝鮮人、台湾人の処遇の問題は、マスコミなどでもほとんど取り上げられていませんが、日本が取り残している重大な問題で、当事者たちが高齢であることを考えると、対応が急がれる問題です。参加者に、李鶴来さんと直接に交流がある方があって、心を寄せる話し合いができました。
 
今回の共通テーマは、
○ 「ベーシックインカムを日本で導入しようというならば」
                      今野晴貴
○ 「自分史の中の軍事史研究」       吉田 裕
○ 「朝鮮人BC級戦犯刑死者の無念に応えてほしい」
                      李鶴来
             でした。

 その他のお薦めは、以下のモノでした。
 ● 須山 「人間の尊厳と生命権は不可分」
    ユルゲン・ハーバーマス、クラウス・ギュンター
            でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会、20年10月例会のお知らせ
 ●日 時 10月14日(水) 午後6時
 ●場 所 市民プラザ会議室(市役所1階)
 ●持ち物 雑誌『世界』10月号
 ○共通テーマ
 「分水嶺--ドキュメント コロナ対策専門委員会 第1回」
                      河合香織
 「共犯ではないメディアのために」     南 彰
 「「敵基地攻撃能力」保有論を批判する」  杉原浩司
 ※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。
 ● 連絡先 須山
           suyaman51@mail.goo.ne.jp
 
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