『ポスト事実』、『post-trith』の時代
須山敦行
トランプ現象から、日本の安倍状態、世界の動向を考える時、
『ポスト事実』、『post-trith』という考えが、大切だ、
と、『世界』1月号の三島憲一『ポスト真理の政治』で学んだ。
「事実を無視した 感情への訴え 気分を煽る短いフレーズ が通る時代」
「嘘を嘘と思わないで叫ぶと、多くの人々の気持ちが盛り上がり、怒り狂う」
「真か偽かの次元とは別の次元にずらして、感情に訴えかける」
「そのためにツイッターなどの短文通信を利用する」
「短文の方が『ポスト真理』ないし『ポスト事実』に都合がいい」
●「原爆を作ったのはユダヤ人」(ネトウヨ)
●「日本を取り戻す」(安倍)
●「アメリカを再び偉大にする」(トランプ)
●「女性が輝く社会」(安倍)
●「温暖化の義論は『中国人によって中国人のためにでっちあげられた 欺瞞だ」(トランプ)
●「戦争法反対のデモには非常に多くの中国からの工作員が潜入していた」(ネトウヨ)
●「嘘つき新聞」(ネトウヨ)
●「アベノミクスは道半ば」(安倍)
●「福島はアンダーコントロール」(安倍)
「事実無視 これがエモーションを煽ることで
国家の上層部(安倍)と最末端(ネトウヨ)が抱き合う」
そんな時代を、何とかするために、事実と共に、truthと共に生きるために、『世界』の論考を読み解く力を身につけたい。
皆さん、『世界』を読む会へ。