『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

東久留米の『世界』・9月例会は、zoomに。

2021-08-29 13:12:07 | 日記

 東久留米の『世界』を読む会・9月例会はzoomに。

 緊急事態宣言の延長で、9月もzoom開催となります。
 なお、昼の部は、通常通り開催です。

◎ 東久留米の『世界』を読む会、9月例会のお知らせ
  ●日 時 9月8日(水) 午後6時
  ●会 場 zoomによるオンライン開催
   ※ 参加希望の方は連絡下さい。
  ●持ち物 雑誌『世界』9月号
  ○共通テーマ
  ・「ビジネスと人権」              伊藤和子 
  ・「緊張する米中関係と日本外交の針路」     河野洋平
  ・「東アジアINF条約というリアリティ」    前田哲男
  ※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。
  ※ 他に、昼の部として、第3水曜、4時からもあります。
  ● 連絡先 須山
            suyaman50@gmail.com

◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)9月例会のお知らせ
  ●日 時 9月15日(水) 午後4時
  ●場 所 生涯学習センター集会学習室2
  ●持ち物 雑誌『世界』9月号
  ○共通テーマ
  ・「ESG投資が変える社会」          水口 剛
  ・「パンデミックが映す命の格差」        内田聖子
  ・「緊張する米中関係と日本外交」        河野洋平
  ・「いま宮古島で何が起きているのか」      島本慈子
  ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。

 

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zoom『世界』・8月例会は8名で。

2021-08-28 19:01:21 | 日記
 zoom『世界』を読む会・8月例会の報告
 
 8月27日(金)、『世界』を読む会・8月例会ののしんがりは、zoom『世界』を読む会です。8名の参加で行なわれました。各地の『世界』を読む会から参加ですが、地域の読む会の無い方の参加が増えることを望んでいます。
 
 第一テーマは、「再びつくられる原発安価論」松久保肇、大島堅一
 吉田さんの丁寧な報告からスタートしました。様々な角度から、原発安価論の根拠を批判している、その思考についていくのは結構煩雑で、苦労します。何となく、「原発の費用が安くはないのだ」ということは広まって共通認識になっているように思っているだけに、この論証に深く惹きつけられないという感じがあるようです。けれど、政府の「総合資源エネルギー庁差基本政策分科会」では、「原発安価論」がまかり通ってしまっているという現実があるので、こういう論稿が必要になっているというところのようです。
 文章の前段で、コストとはこういうふうにみるべきだという、コスト比較考察の角度を示してそれに即して論じてもらえたら、という意見もありました。(建設コストや廃炉コストや事故対策コストなどをどう扱うのかなど)
 一般市民としては、筆者の側から、目に見える結果としてのコスト比較表を明示してもらうようなことが嬉しいのだが、と思いました。
 
 第二テーマは、「トラウマ、死の刻印、安楽死希求」渡邉琢
 巻さんからの報告でした。ちなみにNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」を実際に見たという人は1人だけでした。今でもYouTubeで見られるそうです。
 巻さんは論文で取り上げられていた宮下洋一さんの二つの著作を読んで、その内容を評価していての発言でした。巻さんからの報告は、障害者という立場から見る視座での問題把握をしたというものでした。実際に障害者の排泄補助をした経験から感じ取ったことをもとにした話でした。
 又、介護の経験からの櫻井さんの発言も刺激的でした。「治療が出来なくても介護にはまだやれることがある」「他人の介護を必要とする自分の生の姿を受容することで命を全うできる」というような。
 生と死という、生きる上で根源的な深いテーマで、大いに考えさせられるのですが、『世界』は、相模原事件、京アニ事件など、優生思想や障害者の人権の問題を、生きるということは、という問いとも関係させながら追求してきていますね。
 自殺願望を生む原因を誠実に追求する筆者の態度は、社会のあり方を鋭く衝くことになっているなと感じました。
 なお、渡辺論文を強く批判するという島崎さんの発言があったのですが、時間の都合でその論点を詳しく話してもらいませんでした。会の後で、島崎さんから、発言出来なかったことをレポートにしたものをいただいているので、ご希望の方は連絡して下さい。本人の了解を得てお伝えできると思います。安楽死そのものの是非についての検討という視点が欠けているという指摘はその通りだと感じました。
 読者会で話し足りなかった点を、レポートで交換するというのも、内容理解や意見交流を深めるのにいいことだな、と感じました。
 フェイスブックやブログに、進んで、意見の投稿をなさって下さい。
 フェイスブック https://www.facebook.com/groups/860115554046197
 blog https://blog.goo.ne.jp/suyaman51
 
 来月は、9月24日(金)・7時からです。
 
○ 今月のテーマ
 ・「再びつくられる原発安価論」   松久保肇、大島堅一
 ・「トラウマ、死の刻印、安楽死希求」     渡邉 琢
         でした。
     
◎ ZOOMの『世界』を読む会、9月例会 の予定
  ●日 時 9月24日(金) 午後7時~9時半
   ※ 月末の金曜を定例とします。
  ○共通テーマ
   ・「コロナ危機の中間総括」       寺島実郎
   もう一本は決定次第連絡します。
    
  ○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
  ● 連絡先 須山
           suyaman50@gmail.com
 
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小岩の『世界』を読む会・8月例会、zoomで、4名参加。

2021-08-27 14:36:41 | 日記
 小岩の『世界』8月例会の報告
 
 8月26日(木)、猛暑日、午後7時から、小岩の『世界』を読む会・8月例会がzoomで開かれました。参加は4名
 
 第一テーマ「危機のなかのミャンマー」根本敬
 国軍の残酷さを強調しているのは大事なことなのだが、そのような国軍を生んでいる背景、またこれからの展望を示すような部分をもっと示してほしかった、という声。少数民族問題を抱えている困難。コソボやリビアやと同様に内戦になっていくのではという先の見えない見通し。(アフガンは、中村哲さんの「緑の大地」計画はどうなってしまいそうなのか?) ASEANの関与といっても、ASEAN諸国の現状は民主主義が確立しているというのにはほど遠い現状で。そして、日本は? アメリカに追随しない自主外交で貢献できるのか?
 ミャンマー問題は、9月号にも続くので、引き続き考える、重い課題と受け止めました。国会前で日本の軍支援の中止を訴えるミャンマー人の姿を見るにつけ。
 
 第二テーマ「縮減に向かう世界人口」原俊彦
 人口減は良いことなのか、悪いことなのか? これまでは、人口減少は困った課題としてばかり取り上げられていたように思うが、8月号の諸論稿では、良いことのように書いてあるようだ。けれど、その変化の急激さが問題で、様々な「制度が追いつかない」という問題にぶつかるだろう。住宅問題などの話から、若年層の失業率、あるいは非正規雇用化、その格差で振り落とされたものは、家も結婚も出産も無理で、人口減に繋がっているという話へ。根本に横たわる「分配」の問題、資本主義の問題に関わらざるを得ないなど、このところ、資本主義が論じられます。
 
 第三テーマ「個人通報制度が変えるこの国の人権状況」浅倉むつ子
 詳しい、細かい?、法律、条約に関わる内容で、なかなか読み取るのが難しい。「女性差別撤廃条約」を活かすための「選択議定書」の批准を日本政府は拒んでいる(OECD諸国のなかでわずか五カ国)。そこに政府には譲りたくないものがあるのだろう。ここの突破が肝だという筆者の主張で、私はまるで知らなかった。それなのに、全国様々な自治体で「選択議定書」の批准を求める意見書が採択されているということ。小岩の江戸川区も、東久留米の隣の清瀬市も。へえ~、全国にこのことを分かって訴えて、そして意見書採択までこぎ着けている所がこんなにあるのだ。自分との落差を反省しました。
 女性の地位に関して、世界の当たり前の水準に追いつこうという課題は、こんな状態なのだというわけですね。
 
 小岩にしては健全に、11時過ぎに終了しました。
 連載の最終回の「読書会という幸福」について話が出て、私たちの「世界」を読む会も、これがなければ、今のような読み方はしなかったな。九三五円の価値が、大きく増した、という、「世界」を読む会の意義を称える(自画自賛)の嬉しい話がありました。
 
 9月は、生でやるか、zoomか、未定です。
 zoomに、慣れきっている現状ですが。zoomが基本で、たまに生というのでもいいかな?
 
 今回の共通テーマは、
  ○「危機のなかのミャンマー」         根本 敬
  ○「縮減に向かう世界人口」          原 俊彦
  ○「個人通報制度が変えるこの国の人権状況」 浅倉むつ子
                 でした。
 8月号のお薦めは
  ■ 大塩 ・「カーボンプライシング」      有村俊秀
       ・「読書会という幸福 第20回」   向井和美  
  ■ 片山 ・「但馬日記 第27回」      平田オリザ
  ■ 櫻井 ・「トラウマ、死の刻印、安楽死希求」 渡邉 琢
            でした。
 
 ◎ 小岩の『世界』を読む会、9月例会 の予定
  ●日 時 9月16日(木) 午後7時
  ●場 所 南小岩8丁目21の8
          小岩駅から徒歩約3分
   zoom開催に変更する可能性あり。
  ●持ち物 雑誌『世界』9月号
  ○共通テーマ
   ・「ESG投資が変える社会」        水口 剛
   ・「戦後日本の主権と領土」         古関彰一
   ・「地域コミュニティと再生可能エネルギー」 山下英俊
   ・「辺境からみるミャンマー政変」      今村真央
  ● 連絡先 須山
            suyaman51@mail.goo.ne.jp
 
 
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練馬の『世界』を読む会・8月例会は7名で。

2021-08-20 13:16:40 | 日記
 練馬の『世界』を読む会・8月例会の報告
 
 8月19日(木)、練馬の『世界』を読む会が行われました。
 長くて強烈な雨がようやく去って、残暑がワッと襲ってきた中で、新しい会場、光が丘図書館に、7名が集まりました。
 巻さんお手製の最中にコーヒー。図書館の会議室は空調が快適で明るくとても良い所でした。
 例によって、本題に入る前に、今の世の中に対するあれやこれやの意見交換。まず、コロナから入って、オリンピック、横浜市長選、総選挙と次から次へと話が尽きません。
 中身のテーマに沿っての話し合いの中でも、どうしても話題がどんどん様々な方向に逸れていきます。それだけ、皆さんの中に言いたいこと、言うべきことが満ち満ちているようです。その内容をお伝えすることはとても出来そうもないので、割愛させていただきます。ごめんなさい。
 1時から会場明渡しの5時ギリギリまで、参加者の「若さ」、エネルギーはなかなかなものです。
 
  今月のテーマは
  ・「コロナ戦記 第11回」         山岡淳一郎
  ・「ゼロ成長経済と資本主義」        小野塚知二
  ・「日中戦争」               笠原十九司
            でした。
  8月号のお薦めは
  ・西  「個人通報制度が変えるこの国の人権状況」
                        浅倉むつ子
  ・須山 「誰がこの事件をもたらしたのか」   上東麻子
  ・巻  「トラウマ、死の刻印、安楽死希求」  渡邉 琢
             でした。
 
 ◎ 練馬の『世界』を読む会、9月例会 の予定
   ●日 時 9月16日(木) 午後1時~4時
   ●場 所 光が丘図書館
   ●持ち物 雑誌『世界』9月号
   ○共通テーマ
    ・「パンデミックが映す命の格差」      内田聖子
    ・「緊張する米中関係と日本外交」      河野洋平
    ・「東アジアINF条約というリアリティ」  前田哲男
    ・「いま宮古島で何が起きているのか」    島本慈子
   ● 連絡先 須山
           suyaman51@mail.goo.ne.jp
 
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東久留米の『世界』を読む会・昼の部、8月例会は5名で。

2021-08-20 12:48:49 | 日記

 東久留米の『世界』昼の部、8月例会の報告

 
 8月18日(水)、東久留米の『世界』を読む会・昼の部が行われました。
 生涯学習センター学習室で、5名の参加でした。
 第一テーマの「カーボンプライシング」有村俊秀では、果たして市場に投げかけることで解決への道が開かれるというのは疑問があるが、EUなどで推進している一つの選択肢ではあるだろう。日本としては、それに消極的な対応は克服して取り組むべきではないかと話されました。
 第二テーマの「ゼロ成長経済と資本主義」小野塚知二では、これまで温暖化との関係で産業を中心に考えてのカーボンゼロを課題にしてきたが、食糧問題とからめて人口の問題と地球のキャパシティという見方は新鮮でした。300年のスケールで考えていること、ディストピアの描写など、刺激的な内容でした。
 第三テーマの「なぜ彼は加害者になったのか」千葉紀和は、京都アニメーション大量殺人事件の犯人のことですが、筆者の温かい視線による文章には共感する意見が多く、今の世の中が共同性を失って、個人が孤立していることが問われました。
 第四テーマ「それは日本軍の人体実験だったのか?」倉沢愛子は、731部隊のことは知られていたけれど、「インドネシア破傷風ワクチン謀略事件」のことは初耳という感想でした。帝銀事件との関係などミステリアスな部分も面白い。最近、テレビで放映された妻夫木聡主演の『しかたなかったと言うてはいかんのです』や遠藤周作の『海と毒薬』のことも紹介されました。
 2時間というコンパクトな時間で、バランス良く話し合いが進みました。
 体力的にも、続けていくためにも、これは良い傾向だと思いました。
 皆さん、ご協力ありがとうございました。
 
今回の共通テーマは、
  ○ 「カーボンプライシング」         有村俊秀
  ○ 「ゼロ成長経済と資本主義」       小野塚知二
  ○ 「なぜ彼は加害者になったのか」      千葉紀和
  ○ 「それは日本軍の人体実験だったのか?」  倉沢愛子
           でした。
 
 8月号のお薦めは
  ● 富塚 「但馬日記 第27回」       平田オリザ
  ● 須山 「トラウマ、死の刻印、安楽死希求」  渡邉 琢
           でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)9月例会のお知らせ
  ●日 時 9月15日(水) 午後4時
  ●場 所 生涯学習センター集会学習室2
  ●持ち物 雑誌『世界』9月号
  ○共通テーマ
  ・「ESG投資が変える社会」        水口 剛
  ・「パンデミックが映す命の格差」      内田聖子
  ・「緊張する米中関係と日本外交」      河野洋平
  ・「いま宮古島で何が起きているのか」    島本慈子
  ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
  ● 連絡先 須山
            suyaman51@mail.goo.ne.jp
 

 

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