『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

zoomの『世界』を読む会・12月例会は、5名で。

2022-12-24 13:30:32 | 日記
zoomの『世界』を読む会・12月例会の報告
 
 12月23日(金)、午後7時半~、zoomの『世界』を読む会・12月例会が行われました。5名の参加でした。
 
■ 第一テーマ・本間龍「東京五輪疑獄事件 腐敗の正体」
 この東京五輪の教訓は、「二度と日本で五輪を開催してはならない」〔p.42〕に尽きる思いを感じました。高橋氏がやり玉に挙げられて尻尾切りが進められていますが、JOCも組織委も、竹田氏も森元首相も、突き詰めた捜査が果たしてされるだろうか。マスコミはそこまで追いかけるだろうか。
 また、「スポーツナショナリズム」の利用という政治の意図はまだまだ根強いことを感じました。
 
■ 補助テーマ・森まゆみ「神宮外苑は「創建の趣旨」に立ち返れ」
 オリンピックを機に、それまで手を付けられなかった神宮外苑が資本の草刈場になっていることに、市民の声の届かない所で進められる「開発」による自然破壊に空しさを感じる思いが語られました。
 
■ 第二テーマ・松元雅和「ウクライナ戦争と平和主義のゆくえ」
 文章が読みとりにくいという感想でしたが、平和主義、非暴力が、その意味を失っていないことを確認するようなことができたと思いました。終わりの見えないウクライナ戦争ですが、冷戦後の世界がこの大きな転換点を良い方向への解決の道を開いてほしいものです。引き続き、考察を重ねる課題であることを確認しました。
 
◎ ZOOMの『世界』を読む会、2023年1月例会 の予定
 ●日 時 1月27日(金) 午後7時半~9時半
※  月末の金曜が定例です。
 ○共通テーマ
 ・「それでも、平和を希求するために」     加藤陽子
 ・「交錯する「二つの西洋」と日本の「脱亜入欧」」西谷修
 ○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
 ○なお、東久留米の『世界』を読む会・zoomの部が、第2水曜午後7時からで、ありますので、参加希望の方は連絡ください。
 ● 連絡先 須山
              suyaman50@gmail.com
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小岩の『世界』を読む会・12月例会はzoomで、4名でした。

2022-12-23 13:33:51 | 日記
小岩の『世界』12月例会の報告
 
 12月22日(木)・7時半より、小岩の『世界』を読む会・12月例会がzoomで開催されました。参加は4名でした。
 
 今月のテーマは
 ・和田哲郎「円安を止めるために、日銀がいますべきこと」
 ・雨宮純「米国のスピリチュアルと政治」
 ・伊藤武「イタリア「極右・女性首相の誕生」をめぐる狂騒曲」
   でした。
 
 折しも黒田総裁の金利についての発表があったところで、経済通のお二人の解説を聞きましたが、当方には理解不能で残念です。市場に任せず、コントロールしようとすることが無理を生じさせて、行き詰まってしまっている、ようです。
 米国のスピリチュアルに関しては、相当重大な問題でアメリカに限らず世界に不穏な動きを呼んでいるようで怖い感じがしました。「知」が試される時代です。
 イタリアの報告は、詳しいものですが、大局的な見方に大きな刺激を与えるようなものではないという印象でした。左右の勢力感での大きな移動が生じたというよりも、右派内部での変化ということで。けれど、世界的には極右を生む危険な状況は蔓延していて見過ごせませんが。
 
■ 12月号のその他のお薦めは
 ○大塩 ・「イスラエルが繁栄する陰で」 鶴見太郎
 ○片山 ・「「死ぬ権利」とは何か?」   宮下洋一
     ・「安楽死は自殺問題の解決なのか」渡邉 琢
           でした。
 
※ なお、諸般の事情により、小岩での『世界』を読む会は、当分閉会とさせていただきます。2019年5月から、43回に渡って開かれましたが、一旦幕を下ろします。
 参加希望者は、ZOOMの『世界』(毎月最終金曜日・午後7時半~)に参加するようにお願いします。
 
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富岡の『世界』を読む会・12月例会行われる。

2022-12-22 14:40:16 | 日記
富岡の『世界』を読む会・12月例会の報告
(郡山さんから)
 
 富岡『世界』を読む会・12月例会が、12月21日の午後、高崎市吉井町西部コミュニティ・センターで開催されたので報告します。
 今月のテーマは、①斉藤正美稿『自民党と宗教右派の結託が阻んできたもの』と、②藤原帰一稿『壊れる世界 第4回 自由世界と国民国家』の二つの論文でした。
 今回は、練馬『世界』を読む会に見習って、コーヒー&クッキーを楽しみながらの例会でした。
 
Ⅰ.斉藤正美稿『自民党と宗教右派の結託が阻んできたもの』
 7月8日の安倍晋三銃殺事件は、自民党と統一協会との長年にわたるズブズブの密接な関係を、明らかにした。例会ではまず、この自民党と統一協会との関係について、参加者から思い思いの感想が述べられた。  
 カルト団体である統一協会と強く結びついた政治家が、政権中枢にいたことに、身体が震えゾッとするほどに驚愕した。2000年代の性教育や男女共同参画への激して攻撃、バックラッシュの背景に、統一協会や日本会議などの右派団体があり、それらに支援された自民党右派の議員たちがいたことを再確認し、怒りを覚えた。日本国憲法の核心は、個人を尊重することにあると思うが、自民党と宗教右派の攻撃対象はまさに、この「個人の尊重」条項であり、統一協会と自民党の改憲案はともに、憲法第13条「個人の尊重・幸福追求権」の改ざんを求めている。学生時代、知人の女性が原理研究会に入ったことを思い出した、等々。
 統一協会についての感想を述べ合う中で、何故、宗教右派や自民党保守派等の右翼勢力が「家族」を重視するのかと、提起された。斎藤論文に沿いながら、右派陣営の「家族」重視の考え方を整理した。 ①「家が整わなければ国が乱れる」、②人権擁護法案、夫婦別姓、ジェンダーフリーは、「個人至上主義」で、家族を否定して人をバラバラにするものだ、➂民の自助を求める小さな政府がよりどころとするのは、社会の基礎となる家族である、④日本国は、皇室を頂きながら大きな家族のように生きてきた家族国家である、⑤若いうちに結婚し、子供をたくさん産むという「モデル家庭像」を提示し、それから外れる多様な家族と個人の在り方が、否定される。
 では、右派のいう家族主義で、少子高齢化と低出生率による日本社会のシュリンクは、防止できるのだろうか。低出生率が問題となっている日本、韓国、イタリア、スペインなどは、いずれも「家族主義」への依存の強い国々であり、育児を家族に押し付けている。つまり、家族主義が低出生率の原因の一つなのだ。自民党と宗教右派の「家族主義」の限界は、この辺りにも現れている、と指摘された。
 
Ⅱ.藤原帰一稿『壊れる世界 第4回 自由世界と国民国家』
 第一テーマの「統一協会」関連の議論が長引き、また藤原論文が難解なこともあって、十分な議論はできなかった。ただ「日本から見た中国」「中国から見た世界」については納得感があり、視点を変えることの重要さを知った。
 日本政府の言う「自由と繁栄の弧」「自由で開かれたインド太平洋」などの構想は、「自由世界の「われわれ」が自由世界とは異なる政治体制をとる他者としての中国に立ち向かうという、地政学的対立の意味づけであった」。一方、中国からすれば、中国の「軍事的・経済的台頭にもかかわらず・・・・先進工業国のネットワークを前にした中国は、ルールを作る主体ではなくルールを適用される客体に過ぎなかった」。そして西側同盟の軍事的脅威に直面してきた中国にとって、「外から脅威として映る中国ではあるが、中から見れば脅威にさらされていることになる」。だからこそ、平和の構想力を堅持した外交努力が、双方に求められるのだと思う。
 
Ⅲ.2023年1月例会について
 1.開催日・場所:新年1月18日(水) 14.00~16.00時 吉井町西部コミュニティ・センターにて
 2.テーマ:
  ①兼子歩稿『中絶論争が見えなくしたもの—アメリカ合衆国の生殖の政治』
  ②韓国・北朝鮮関連論文  
   a.蓮池薫稿『「拉致問題」風化に抗して」』
   b.田中均・青木理『日朝首脳会談20年 失われつつある東アジアの展望』
   c.権容奭(クォン ヨンソク)稿『ルックバック2002』
  3.その他:会場は暖房不足により寒いです。各自、防寒対策をして参加してください。
                  以上
                                                           
 
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東久留米の『世界』を読む会・昼の部・12月例会は7名で。

2022-12-21 19:12:31 | 日記
東久留米の『世界』昼の部、12月例会の報告
 
 東久留米の『世界』を読む会・昼の部、12月例会は、12月21日(水)、午後4時より、生涯学習センター学習会議室5で行われました。参加は7名と賑やかでした。
 
■ 第一テーマ・藤倉善郎「参政党を取り巻く陰謀論」
 皆さん、この文章を読むまで「参政党」について、ほとんど知らなかったということでした。このような陰謀論に人々が惹きつけられる状況は少し恐ろしい気がする。そういう時代なのか。何か危機を感じるような中でこういう所へ流れるのか。
 お隣の西東京市議選に参政党から立候補者があり、東久留米でも出るのでは。どうやら参政党は地方議会から勢力を伸ばそうということらしく、飯能では3人も当選したという話でした。
 陰謀論との「知の闘い」という課題を感じました。
 
■ 第二テーマ・板橋拓己、三牧聖子「転換期の世界をどう見るか」
 ドイツの研究者とアメリカの研究者がそれぞれの状況を説明し合っていて、かみ合わないような、方向性が示されないようなもどかしさを感じる方が多かったようです。
 ポスト冷戦期が、ウクライナ戦争の勃発ということで、一つの転換期を迎えているということでしょう。
 戦争の行く末を様々に議論しました。国連、国際機関が、力を持っていないことが見通しを見えにくくしています。
 ゼレンスキーの訪米で、アメリカがどう応じるか。そこからどう動くか?
 
● 12月号のその他のお勧めは
 ・須山 「自由世界と国民国家」       藤原帰一
          でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)2023年1月例会のお知らせ
 ●日 時 1月18日(水) 午後4時
 ●場 所 生涯学習センター学習会議室5
 ●持ち物 雑誌『世界』1月号
 ○共通テーマ
 ・「「拉致問題」風化に抗して 第1回」   蓮池 薫
 ・「日朝首脳会談二〇年 失われつつある東アジアの展望」
                      田中 均
 ・「アメリカを二分する文化戦争」     藤本龍児
 ・「Z世代のアメリカ」        佐久間裕美子
 ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
 ● 連絡先 須山
           suyaman50@gmail.com
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練馬の『世界』を読む会・12月例会は、6名で。

2022-12-17 19:33:18 | 日記
練馬の『世界』を読む会・12月例会の報告
 
 12月15日(木)、午後1時より、練馬の『世界』を読む会・11月例会が、光が丘図書館会議室で行われる予定でしたが、手違いで会場が確保できず、急遽、光が丘大通り団地集会場へ移動しての会となりました。参加は6名でした。
 例に依って、美味しいコーヒーとケーキ、干し柿など、楽しい会でした。
 
今月のテーマは
 ・「神宮外苑は「創建の趣旨」に立ち返れ」  森まゆみ
 ・「令和日本の「政教問題」」        塚田穂高
 ・「ウクライナ戦争と平和主義のゆくえ」   松元雅和
     の三本でした。
 
 ※ 参考文献として
 ◎『日本の右傾化』塚田穂高
 ◎『平和主義とは何か』松元雅和 が紹介されました。
 
 ■ 12月号のその他のお勧めは
  ・須山 「自由世界と国民国家」      藤原帰一
     でした。
 
◎ 練馬の『世界』を読む会、2023年1月例会 の予定
 ●日 時 1月19日(木) 午後1時~4時
 ※ 毎月、第三木曜日が定例です。
 ●場 所 光が丘図書館・第一会議室
 ●持ち物 雑誌『世界』1月号
 ○共通テーマ
 ・「長期停滞と混迷する経済政策」     服部茂幸
 ・「アメリカを二分する文化戦争」     藤本龍児
 ● 連絡先 須山
            suyaman50@gmail.com
 
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