『むらいさち写真展 「きせきのしま～ちいさな島の夢のはなし～』他２展

レディースデーで映画を観るために新宿へ。
チケットを購入して、前回上映終了時間まであと30分以上。
即座に移動開始。コニカミノルタプラザへ向かう。

今期の展示は全て9/19(金)までとのことで、すべりこみセーフ。


☆ギャラリーＡ「杉本文司 写真展【草屋根】」

今は懐かし茅葺き屋根の民家。
そういえば私の記憶の中にもある。
でも建て替えられたんだっけ、確か。
生活と、歴史と、時間。
つかの間のノスタルジー。


☆ギャラリーＢ「佐藤　嗣 写真展【MIAGETEMIRU～東京23区～】」

23区内に在る建物の「一部」をオブジェのように切り取る。
知ってる建物もいっぱいあるはずなのに、わからない。
全体像としてとらえてるに過ぎない証拠。
パーツとか、きっと全然意識してない。
そこにはまるで鳥居にしか見えないものまであるのに。
順路の最後に、それらが「どこの」「何という」建物なのかの種明かしつき。
謎解きゲームみたいな趣。


☆ギャラリーＣ「むらいさち 写真展【きせきのしま～ちいさな島の夢のはなし～】」

たまたまご本人が来てたっぽい。
まるで絵本みたいな写真がずらり。
透き通るような蒼。海と空。
犬、鳥、イルカ。
何もないことの贅沢をまざまざと見せつける。
知と技を手に入れることは、実は不幸なことかもしれないなとも思う。



この３つの展示、共通項が全然ないようで、実は意外にちゃんとバランスとれてる気がする。
こういうことができるから、コニカミノルタプラザの展示は面白い。