医者というのは、糞尿にまみれ、あっちが痛い、こっちが痛い、なんとかしてほしいと、がたぴしした骨格、筋肉をも返りみずに注文される仕事だ。少しは、出来損なった、己の肉体に恥じらいをもって、訴えてほしいなと思うのです。
毎日、老人達から、生物学的要求を、どうどうとはばかることなくつきつけられている院長宇塚善郎先生の、
なでしこよ なぜ折れたぞよ 折れたぞよ と一茶50歳で妻子を失った慟哭を表す句と、大好きな竹西寛子さんの詞歌断章をとりあげて、権利として要求する訴えではない、感情がほしいという本日朝礼の呼びかけが今日のタイトルでした。