大学病院内の各科の連携は良好?
近傍の大学病院に紹介した患者は、
紹介先の科から、大学病院内の他の科の協力が必要な状態であることが検査の結果判明した模様(当院へはその結果は報告されていない)。
大学病院受診当初から、他科受診が必要と判定されたらば、判断に従って紹介をお願いすると伝えてあった。
患者は、大学病院は各科がそろっているので一元的な診療を希望したいというので、カルテは病院単位で、各科共通でもあり、紹介時に必要に応じてほかの科への受診もお願いしてあった。しかし……もともと各種の疾患を抱えていたためか、紹介先以外の科の受け入れは、スムーズにいっていない。
病診連携と、声高に叫ぶのは、どこに利点が生まれるのか?声高に叫ばれる以前は、日本の医療は破たんしていたのか?
病診連携、病診連携と声高に叫ばなければならない要因が生まれてしまった今の医療環境。
絵に描いた餅状態の病診連携、特に多重疾患、重症者を抱えている医療機関にとっては。