他の猫を蹴散らしてえさを食べていた猫。
警戒心は強いがなっつこい猫で、
一見して病気有りという風貌で、自宅に連れ帰り、
余命は1年ぐらいと思い。
毛のまだら縞から”ラダー”と命名。
よだれがひどく、好きな場所には、よだれカバーがかかせなくなり、
膝が曲がらないのか、尿は猫砂から外になるので、外周はパットを敷き詰め対応を余儀なくさせられ、 別名”ダラーちゃん”となったラダー
食べては、吐いたり、下痢したりと古代ローマ人のようだったラダーが
2週間前から、次第に食欲が細り、
歩くと足が広がる力の衰えを見せ、2階に上がってこなくなりましたが、
昨日の朝は、玄関から外に出かけ、睥睨して戻り、
夜中には、最後の力をふりしばって、
おやすみの定位置のために、階段を上ってきたのでしょう。
途中で休んでいるところで、抱えて、いつもの枕のわきに寝かせました。
のどをさすりながら、手足を動かしながら、朝方旅立っていきました。
8年間、独り占めしたい焼き餅甘えぶりでした。
まん丸のくりくり目が消えていきました。
よだれで、がちがちに固まっていることが多くて、写真が少ないのと、警戒心が強いので、
かわいいポーズはありません。
猫は、いつまでも甘える幼子のままで、朝夕まとわりつきながら年を取り、病気になっていくので、今生の別れはつらいです。