連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

食がすすむ すすまない 高齢者

2014-01-11 11:33:41 | 健康・病気

新年早々、病院の配水管損傷事故のあおりをうけました。

損傷した配水管が、給食施設だったので、

院内調理が停止。復旧に、4日を要しました。

その間の”検食”は

加工済み食品と使い捨て食器。

事前にアルファー米などと連絡を受けていたので、

先入観を持って、食べ始めると、思ったより美味しいというのが第一印象。

しかし、3口目になると、はしがすすみません。

脳の低血糖状態から発せられた空腹サインが解消される時間が

2口程度の時間

最低限の要求が満たされた後、

味、臭い、触感などが働き始め、食べ続ける意欲が失せた。

高齢者、障害者が入院し、自立、意思表示不能煮近い患者のカルテでは

スプーン2口とか5口の記録が目立つ。

食べ続けるに足る食品では無いと言うことで、

患者の病状のための食欲低下では無い のではというのが

今回の経験で考え始めたこと。

食べなければ体力の低下に繋がると懸命な介助の結果が5口となるのかな。

食べたくないならやめ!は2口かな?

体力維持にはあまりにも少ない食事量。

補助栄養の必要性がありながら放置され続ければ

じっくりと脱水、消耗性体重減少が続き自然消滅の日を迎えるだろう。

このような栄養管理で、物言えぬ患者は納得しているのか?

一日でも長くと願っている家族にとってこの状況は受け入れられるだろうか?

複雑な気持ちで、距離的には近いが、疎遠にされている病棟患者の生のあり方を思う。