楽しい1週間だったな!
サントリー1万人の第9合唱団の一人として参加2年目。
12月2日公演参加に向けて、今年は、佐渡錬に参加できた甲斐もあって、
歌詞のストーリーが、マエストロの指揮、オーケストラの調べに乗せられて歌えるほどに、理解が深まった。
世界中の人と、目的を同じうして道を進む、
道の先にある、神の扉を開けてもらえ達成感にみちての入場。
単に歌詞をなぞられえて歌った昨年との違いの満足感。
大阪城ホールに向かう途上の交通機関内で読み始めた
【茶の湯の羽箒 知られざる鳥の文化誌】下坂玉起著
話題になってはいたのですが、本を持参し、お師匠様にお見せしたところ、
手持ちの羽箒を出していただいて、しげしげと拝見し、
炉開き後の炭手前で、羽箒捌きの練習が始まっていたのですが、
羽根3枚が重なっていることさえき気づかず(お茶を稽古している人に、会うたびに話して、炭手前の練習を繰り返ししてくれる社中が少ないこと、羽根が3枚になっていることなどもちろん知らず!)
柄の部分の竹皮仕様が、時代環境の変化により移ろってきたこと、
おもてなしの心に則った浄めの道具としての羽箒、道具に対する美意識など、
歴史的背景、環境変化などが交錯した、希求心の先の解明は、さながら探偵小説。
楽しい。
研究分野からは退くことを余儀なくされても、
気になっていた不分明が明らかになったときも、もやもやが晴れスッキリ楽しさには、携われなくなった自分の口惜しさも少し伴ったりするけれど、専門領域外は、新しい知識に出会えると素直にうれしい。
歳を加えて、次第に身体能力は衰えるが、
神経細胞が機能している限り楽しい毎日が続くのを実感しました。