5月2日のNHK フランケンシュタインの誘惑で、取り上げられたテスラ。「ゆがめられた天才 幻の世界システム」
4月25日放送の「脳を切る “悪魔の手術”ロボトミー」は、学生時代の精神科実習で、電気ショックと共に嫌悪感甚だしきものだった。
いずれも、科学者のエゴイスティックな自己理論追及邁進の恐ろしさを描き出している。
理想を追い求めるあまり資本家から見放され、いつしか「マッドサイエンティスト」と見なされカルト的な信者を生み出したテスラは、
伴侶を求めず、友人を失い、老いては、公園の白い雌バトを慈しみ、その死後は、という後で86歳の生涯をみとられることなくホテルで死後発見された、というストリーをつけられていた。
”孤独死”ということになろうかと思うが、家族がいても孤独死はありうるし、
高齢独居のわたくしも、なるべくならば、自宅でひっそりと息を引き取りたいと願っている。
いろいろなシステムがあるが、まもなく死にますと連絡をつけらずに息を引き取り、
数日後に発見されても、やむを得ずと思っている。
生き方が、独り住まいのくらしを満喫して生きてきているので、
必然の死に方だと思う。
看取られて、特に愛する人に見守られての臨終の場を求めるならば、それなりの生き方を準備しないと出来ないと思う。
夫婦が同じ日に死ぬのは事故でもなければ。伴侶に先立たれた人は、愛する子供、孫に見守られて、ですか。
フランケンシュタインの誘惑は、毎回厳しい問いを突き付けられる番組です。魅惑的な番組でもあります。