散策が趣味な友人に、見晴らしの良いという葛岡霊園散策を誘っていただきました。
入口の広々とした広場から階段を上り、太白山を確認してから、奥に。
比較的新しいお墓が多いので、幼いころの葬儀の話から、
土饅頭の話を友人が。素敵な土饅頭の漢詩が。
素敵はという印象だけで、あとで教えてくれることになりました。
土饅頭は、土葬時代の風習。
饅頭の大きさは、埋葬された人の大きさを反映していたのではないかと考えました。
埋葬後、土の中で、ほかの生物によって消化され、
大地が平らになったときには、宇宙と融合した時だと思えました。
火葬は、煙と共に宇宙に拡がり、残りし骨は、
骨壺の中で、交わることなく安置の場合、
先祖の墓に、骨壺から取り出し散布し、いずれ土と一体化する場合と、
海への散骨の場合は、
など、人体の行く末は、形態は変われど、質量不滅!
土饅頭 その大きさは 汝(そ)の体 平らなるとき 天地一体
唐・王梵志
城外土饅頭,
餡草在城裏。
一人喫一箇,
莫嫌沒滋味。