連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

入院長期化と退院勧告

2015-05-21 12:12:16 | 健康・病気
入院で支払う,入院料は,施設により大きく異なります。
薬剤費、手技量、検査料は,実施量によるだけで、基本的にはどこでも同じです。

医学管理料は、

高度な医療を提供する,大学病院、公的機関の名のある病院など急性期医療をになっている病院は、高額です。
高額とはいえ、入院当初から、週,,月と入院期間が長引くと,急速に減額されます。1ヶ月後には,ほぼ半額。

さらに,入院期間長期化患者の割合が増えると、高額の医学管理料のシステムからの脱落になります。

ということで、急性期医療を担う病院では、28日以内に退院が経済の生命線を握っているので,情け容赦なく退院勧告!

入院長期化に伴う退院勧告はいつごろだろ。
始まりは、今の高齢者対応ではなく,治療をしても,病状は改善しない疾患、難病指定となる様な病気の患者、癌化学療法をしている患者などでした。

大学病院で、白血病の化学療法に、昼夜をわかたず精魂を傾けて、”全員死亡”の疾患から退院可能、治癒の希望をこじ開けようと奮闘していた30年程前から。

5月19日のブログで偲んだ再生不良性貧血の患者が、度重なる総回診の語りかけに耐えられず、軒並み退院したころから。

今の退院勧告は、高齢者の基本的な体力の低下に伴う、傍目には”良くなりました!”といって、闊歩して退院できる人ではなく、要介護障害高度患者の入院長期化により,急性期医療が行えないという趣旨で。
患者、家族は大変であるのは確かで、国にとしては、病院を区分して、
慢性期医療で、日常管理が主体の病院は、医学管理料は、急性期医療を担う病院の3分の1程度ですが、長期化しての減額は半分程度となっています。

退院勧告で、心ならずも退院して、病状が悪化しても、再入院もままならずの患者の転帰は、鬱屈とした記憶としてあります。

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