連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

大徳寺龍光院展MIHO美術館

2019-03-31 11:25:29 | 日記・エッセイ・コラム

2018年末に思いもかけないお誘いを受け、直ちに参加を申し込んだ、3月19日、20日の龍光院展ツアー。

お誘いを受けるきっかけは、東日本大震災につながります。

また、仙台の1811年(文化8年)に創業された新、古美術の茶道具店”金源堂”さんの龍光院様とのつながりでもあります。

東日本大震災逝去者への霊に祈りを捧げ、震災からの復興を祈念されて寸松塾が仙台3月の第3日曜で開催されています。

四六時中、年がら年中臨床医として、休むことなく暮らしてきたのですが、2015年以後は、休みが取れるようになり、始めたお茶のお稽古の縁で、2018年に寸松塾の座禅会をお知らせいただき参加。東日本大震災チャリティの、龍光院和尚様の手になる色紙、軸が出品されていました。少し離れたカウンター台に飾られていた、【このしっぽとまれ】という、寸松塾に参加した子供たちの文からなる本の表紙を飾っている犬:龍光院に住まいされています。

これも、チャリティ品ですかと尋ねたところ、お待ちくださいと言われ、しばしの後、どうぞということで、齋藤家のいぬとなりました。お稽古をつけていただいている先生が、体調を崩されました。幸いに平癒され、戌年生まれの先生を、【このしっぽとまれ】の犬になぞらえて、これから先も、長くご指導していただきたいとの願いを込めて、金源堂に表装をお願いいたしました。龍光院和尚様の箱書きまでも添えてありました。

今回の龍光院展ツアー参加者は、長年のつながりがあるばかりの方々。その中に加えていただけたのは、東日本大震災復興祈念の縁です。

19日待ち合わせ場所の龍光院の、足元の踏み石に、塀に瓦が使われていました。美しい。

展覧会開催前の、20日に開催された、プレレセプションに、従来の1.5倍の、900有余名の方の参加があったとの主催者の挨拶にありました。400年の間、門外不出で、外部では目にする機会が絶たれていた品々に対する、渇望、期待の表れの数字と感じました。図録が、571ページ。じっくり、墨跡を読みたい図録です。www.miho.or.jp/exhibition/daitokuji-ryokoin/


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