連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

震災遺構が記憶を風化させないために耐えられる年数は?

2016-04-02 15:46:56 | 東日本大震災
震災遺構の保存期間は?
鉄筋コンクリートの耐用年数は、50年ぐらいと記憶しているので、
保存を決定した建築遺構は、持っても50年程度だろうか。
戦後70年経過し、原爆ドームの劣化、保存も話題になった記憶がある。

記憶の風化を防ごうとしている年月は、
震災時、小学生であれば、年金世代になったときには、保存維持のための議論が交わされるだろう。
学童の親は、超高齢者世代になってるだろう。

被災地の住民の立場では、震災は忘れようがない。
近親者が津波で奪われなくても、
巡り巡って、生活の基盤が脆弱になり、失ったものは大きいから。
東日本大震災後も、全国各地で、天変地異の災害に襲われている。
東日本大震災に限らず、被災者は、忘れようがないと思う。
非被災者が、傍観者として眺めた映像が風化しても、
日常で、思い出さないのも、やむを得ない人のさが。

被災地は、生活基盤の再構築のために、自ら働き、訴え続ける。

震災遺構保存のための基金(税金から捻出)と、保存期間の兼ね合いで妥当額はどのような観点で決まるのだろう。

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