豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

バランスシートに載らない資産…北斗市

2009-05-19 18:44:13 | ファース本部
ひとつの技術を社会に貢献できるまで熟成させるには、直向で根気強い執着心が必要です。
社会に知れ渡った技術であれば、優れたものであるからからこそ一般化されたのでしょう。つまり世の中で普及している商品や仕組みなどは、秀でたものしか在り得ないと言えます。

その中で新しい技術を商品化したりするには、並大抵の努力が必要です。
ファース本部の研究開発室でも毎日、様々な情報分析をしながら家づくりのノウハウを構築しています。ひとつの技術を確立するには、多額の費用と期間がかかります。

ところがこうして生み出した技術をバランスシートに計上できないのが現状です。
バランスシートの資産項目には、売り上げを促進させるために費用な店舗や敷地、機器と道具、ものづくり工場や出荷センターなどが大半をしめます。

我々の持っている特許などの技術や工業所有権は、殆どがバランスシートの資産項目に記載できないのです。これは資産勘定を行う尺度が希薄となっているからなのでしょう。この技術を生み出す費用は確実に支出され、それが負債勘定に載ります。

我々のような開発型企業のバランスシートの多くは、決して良くない企業の決算書となっているようです。その技術があるからこそ企業を維持するだけの売り上げが立っています。それにも関わらず、経営が厳しい企業とのレッテルが貼られるのが実情のようです。

また、バランシートに載らない資産として、経営者の人格、社員のヤル気や能力や企業のも隠れた資産なのです。一歩会社の中に入ると、熱っぽい空気が伝わってくるものだと言いますが、社員の情熱や向上心なども大きな資産なのです。

技術力や人材力などは、バランスシートに反映されないのですが、劣化著しい、建築物、道具、土地などよりも、とても大きな含み資産と言えると思います。
写真は、大工さんと作った仮設作業場の開閉装置です。
このような知恵や工夫力も資産だと思うのですが…

今日は朝から晴れ上がってはいましたが、台風のよう強風の北斗市でした。
この時間になり、強風も少しずつおさまりつつあるようです。
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