豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

思慮すべき用語と言葉…北斗市

2009-06-06 13:55:04 | ファース本部
「ぜんぜん大丈夫!」と言う言葉を聞きますが、「全然」とは、国語辞典によると、まったく、まるっきり、さっぱり、皆目(かいもく)などと、確実に否定語になっているようです。
肯定を意味する「大丈夫」との組み合わせはとても矛盾しているように思います。

経済用語や証券用語で「マイナス成長」は、最近、毎日のように報道されています。GNP(国民総生産)が前年比で減少した時を「マイナス成長」と言っているようです。そもそも成長とは、前向き、上向き、発展、上伸、増加などを意味し、これも矛盾します。

「マイナス成長」ではなく「減退」とか「後退」と言うべきだろうと思うのです。
この、「全然大丈夫」とか「マイナス成長」という言葉や用語は、意味の通じない間違った用語であるにも関わらず、私達は普段、何気なく何の抵抗もなく使用しています。

このような言葉や用語が使われる事になったのは、様々な事情や環境があったのでしょう。また、言葉の語源が間違っていても、いつの間にか我々の生活の中に入り込んでいます。既に生活に溶け込んだ言葉をあえて排除する事も無いとは思います。しかし、何の矛盾も抵抗も感じないでいる事の方が問題のように思えます。

このような言葉や用語は、突っ込んで考えると、異なる組み合わせなのですが、我々の生活に、マイナスの影響を与える事はないようです。むしろ「エコ」とか「省エネ」などの用語のように、省エネの名のもとに多くのエネルギーを使用していたり、エコと言いながら、見えないところで逆な作用を行っている場合も多くあります。

言葉や用語の矛盾など、なるほどと思う程度の事であったとしても、住宅産業で使用する、エコ、省エネ、高気密、高断熱、高耐久、快適、安全などのような、言葉や用語には、騙されないように、充分な思慮が必要です。

今日は九州の工務店経営者の方々と電話懇談をしました。温暖地は既に高温多湿で不快指数が高くなっているそうですが、北海道北斗市は冷たい雨が降り続いています。写真は、冷たい雨に濡れて寒そうな現在のファースの旗です。

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