豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ぼやぼや出来ない工務店経営…京都~大阪府江坂~滋賀県栗東

2009-06-03 21:34:07 | ファース本部
国は、「長期優良住宅法」の普及策として、中小工務店を対象にした木造住宅への助成を行います。中小の住宅業者による長期優良住宅への取り組みを促進するためです。

今週に入り、中小工務店を対象にした「長期優良住宅普及促進事業(上限100万円補助)」の詳細が、国土交通省から正式に発表されました。

補助金を受ける為には、以下の条件が必要です。
①年間受注50戸前後以下の工務店が対象
②長期優良住宅の認定を受けた住宅が対象
③住宅履歴情報の整備も条件
④仕上げ工事前の1回以上の現場見学会の開催が必要
⑤補助金は1棟あたり100万円以内
⑥補助枠は本促進事業に規定される補助対象経費の1割以内
⑦補正予算成立後に正式決定、6月4日の法施行後に募集開始

これは、今日のファース本部のホームページのトピックス欄に弊社の研究開発室が載せたものを抜粋しました。

上記の長期優良住宅とは、住宅性能評価で、劣化対策等級3、耐震等級2(※構造計算が必要)。維持管理では、維持管理対策等級(専用配管)3、また化変性で躯体天井高が2.65m以上。バリアフリーの高齢者等対策等級(共有部分)3、省エネルギー性能では、省エネ等級4。の各性能を保持している事が前提となります。

大手ハウスメーカーは一斉にこの仕様を標準化する事になるでしょう。
地域工務店もこれ以上の性能を保持出来なければ、工務店経営そのものが困難になり、ファース本部は加盟工務店の全社がこの仕様を標準化出来るような対応を講じています。

また、これから着工する住宅で10月1日以降に引き渡す家については、必ず瑕疵保険に加入しておく必要があります。加入せずに施工して10月1日以降に竣工した場合、最低1800万円の供託金を積まなければ引渡しが出来なくなります。
とにかく、経営者がぼやぼやしていると工務店経営が出来なくなってしまいます。

今日は日創研、大阪研修センターで「みらい建設研究所」主催の勉強会で講演(写真)し、このような逼迫した業界状況について情報発信してきました。
明日は栗東市内で業務を行い、京都府綾部市に移動を…
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