豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家の性能は進化し続ける…北斗市

2010-12-29 14:03:00 | ファース本部
家の定義を「雨風を凌げれば良い」と云う事でどれだけの人が納得ゆくのでしょう。
人は「衣食住」の、着る、食べる、住む、この三つの要素があれば生きられるものです。
内戦の絶えない紛争地帯などのように、ただ生きるだけならば…

衣食住が普通に出来るようになると、衣をまとうにも見た目や着心地などを求めます。
食も単に食べるのではなく美味しく食べたくなります。住まいにおいては、心地よく住む事を求めるようになり、これが現在の普通の「衣食住」なのでしょう。

家づくりにおいては、基礎、土台、骨組み、壁、屋根、窓、出入り口があれば住むだけの家が確保できるのでしょう。しかしここには、住み心地が考慮されておりません。
昔の茅葺屋根の家は、住み心地より、虫害やネズミの被害に遭わないような対策が練られておりました。囲炉裏で薪を燃やす事で家全体を燻製状態にしたのです。

この茅葺屋根の家は、200年問も寿命があったのは猛烈な煙で燻したからです。住み心地などは良くないため、囲炉裏にストーブを置いて煙突を付けました。これで一気に住み心地が良くなったのです。しかし、それに比例するように家の寿命が短くなりました。

現在は、燃やして得てきた暖房から、空気から汲み上げる熱を暖房熱として使用する、それがヒートポンプ(エアコンなど)なのです。写真はエアコン暖房の室外機ですが、ここに外気温より10℃低い冷媒ガスを送り、その10℃の熱を汲み上げます。

室内機は室内気温に外部から汲み上げた10℃を加温して暖房するのが、基本的なエアコン暖房のメカニズムです。しかしエアコン暖房は、加温暖房ですので家の断熱気密性能が悪いと室温が上がりません。それに室外機が湿気を吸い込んで凍ってしまう場合があります。

私達は色々なメーカーのエアコンで夏場の冷房負荷状態や冬場のデフロストサイクル(霜取り間隔)などのテストを繰り返していますが、家の性能との相関関係を調査しています。

北斗市は細雪(さざめ雪)からボタン雪に変わり、エアコン室外機が最も苦手とする天気です。このような天気はテスト稼働に最適です。今日はもう少し実験を…
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