政治家になる前は、自分だったらこのような政策を実践しようと思っていた人が、代議士になり、そして念願の大臣に任命され役所に入った瞬間、そこの官僚にレクチャーを受け、間もなくその省庁の代弁者として従来通りの施策続行を打ち出す様子を見て来ました。
声高に政治改革を唱えていても実際に行政を取り仕切る省庁に入ると、わりと短時間で、行政の執行側の立場に染まってしまい叫んでいた事と真逆の対応をします。
先を見据えるとTPP(環太平洋自由貿易)問題は避けて通れない課題です。
ところがTPPと云った瞬間に農業関係者などの猛反発を受けます。行政改革とは、何かを行うと必ず恩恵を受ける団体と損害を被る団体が出てきます。TPPに限らず国際貿易は本来、自由に行うべきもので関税を掛けて輸出入をコントロールする行政の市場介入は、いつか必ず綻びが出てくるものです。
農業団体が猛反発するには、大きな理由があります。国は、米づくりを国家の施策として行政介入してきました。国を挙げて米づくりを奨励し、米が余ると今度は減反をさせるなどの市場介入を行い、多くの農業経営者を苦しめ、そのまま輸入自由化されると大打撃を受けます。
輸入自由化を唱える前に、そのような市場経緯や実状を徹底調査し、然るべき対応策を講じた上でなければ執行などは出来ないのでしょう。市場原理とは、良いモノが売れ、良くないモノは淘汰され、それに見合う価格が自然と出来がるもののようです。
円安円高の為替差益にしても、円高によって生ずる輸入益を輸出損に補填し、そのまた逆も仕組みによっては不可能でないと思われます。このような仕組みづくりは官僚達が最も得意とするところでしょう。いずれにしても改革に痛みは憑き物です。
メモを読みながら首脳会談を行う菅総理には、改革の痛みすら通じないと思えてしまうのは私だけしょうか…写真は行政動向に関係なく凛と佇む函館山を先ほど撮ったものです。
今日も最高気温がプラスにならない真冬日の北斗市でした。

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声高に政治改革を唱えていても実際に行政を取り仕切る省庁に入ると、わりと短時間で、行政の執行側の立場に染まってしまい叫んでいた事と真逆の対応をします。
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ところがTPPと云った瞬間に農業関係者などの猛反発を受けます。行政改革とは、何かを行うと必ず恩恵を受ける団体と損害を被る団体が出てきます。TPPに限らず国際貿易は本来、自由に行うべきもので関税を掛けて輸出入をコントロールする行政の市場介入は、いつか必ず綻びが出てくるものです。
農業団体が猛反発するには、大きな理由があります。国は、米づくりを国家の施策として行政介入してきました。国を挙げて米づくりを奨励し、米が余ると今度は減反をさせるなどの市場介入を行い、多くの農業経営者を苦しめ、そのまま輸入自由化されると大打撃を受けます。
輸入自由化を唱える前に、そのような市場経緯や実状を徹底調査し、然るべき対応策を講じた上でなければ執行などは出来ないのでしょう。市場原理とは、良いモノが売れ、良くないモノは淘汰され、それに見合う価格が自然と出来がるもののようです。
円安円高の為替差益にしても、円高によって生ずる輸入益を輸出損に補填し、そのまた逆も仕組みによっては不可能でないと思われます。このような仕組みづくりは官僚達が最も得意とするところでしょう。いずれにしても改革に痛みは憑き物です。
メモを読みながら首脳会談を行う菅総理には、改革の痛みすら通じないと思えてしまうのは私だけしょうか…写真は行政動向に関係なく凛と佇む函館山を先ほど撮ったものです。
今日も最高気温がプラスにならない真冬日の北斗市でした。

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