豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

電気と上手に向き合うには…北斗市

2014-02-14 18:04:26 | ファース本部
電気がとても贅沢なエネルギーだと言われるのは、石炭や石油、ガスなどの燃焼で水蒸気を作り、その水蒸気でタービンを回して電力を起こし、発電が為された時点で既に多くのエネルギーを使用しているからです。

発電所の電気を送電線で配電する際の送電ロスもあり、最終的に家庭に送られた電気は既にその3倍ものエネルギーを使用している、贅沢で高価なエネルギーとなるのです。
エアコンなどのヒートポンプとは、高価な電気を効率よく使用するために、1kwの電気エネルギーでその3~5倍もの熱を外気から汲み上げます。

冷暖房するエアコンと、お湯を沸かすエコキュートはその代表的な機器です。
ヒートポンプには、その機器の省エネ性能をエネルギー消費効率(COPあるいはAPF)と言う成績係数数値で表しています。
これは、1kwの消費電力で汲み上げたエネルギーが、その何倍の効果を発揮できるのかを数値で表記しています。

COP3のエコキュートは、COP1である温水器の3倍の省エネに相当する事になります。
また暖房や冷房に使用するエアコンにもCOPが表記されており、高性能のものには、COPが7にもなる機種があります。このエアコン暖房は、2~3度の室温から10度くらいまで持ち上げるのが苦手で、COP効率が劣悪になります。

家の気密、断熱の性能もCOPに大きく関わります。
エアコンは室温を10℃だけしか上昇させる事が出来ません。
エアコンの吹出し気温に早く室温を順応させるには、家の高気密、高断熱性能が省エネ稼働に不可欠となり、それにエアコンの使用方法も大きく影響します。

私達が展開しているファースの家は、北海道のような寒冷地で40坪の家を玄関、居間、寝室、廊下、トイレなどの全てを24℃にキープして時間当たり400w前後消費電力で抑えます。
写真はちょうど同程度の環境でエアコン稼働のストレス試験を行っている様子です。

400wだと24時間×30日(1ヶ月)=288kw、電気料金24円で計算して6912円となります。
蛍光灯をLELに、テレビを液晶に、冷蔵庫を省エネタイプに替えるだけで400w位は捻出を。
電気エネルギーと上手に向き合えば、快適を保持したままで格安な光熱費を保持できます。
さて、本州は明日も雪のようですが私は山形県天童市に向かいます。

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