アメリカ軍は、その強大な武力行使と、膨大な数の兵力で攻め立ててもベトナム(ベトコン)とのその戦争に勝利しませんでした。
アメリカ軍の執拗な攻撃を避け、更には駆逐するためには、武力での勝ち目などありません。
つまりは、兵力の闘いでは勝ち目がないのでしょう。
ホーチミンから60㎞の距離に在るクチ地区が米軍との戦いの最前線だったと言います。
今日はそのクチ地区に保存されているクチトンネルを見学する機会がありました。
写真は、森の中の地面の下の網の目のように縦横無尽に掘られた地下トンネルの中に、隠れこむ方法や攻撃する方法を再現している場面です。
自分の生命、土地、財産は守り抜くとの強い絆で解放軍と民兵、民衆が一体化し、トンネル作戦を実践したと言います。
全長250㎞にも及ぶ地下トンネルを掘って、その中で生活をしながら襲い掛かる米軍を駆逐した様々な資料が遺されています。
当時のベトナム人は、アメリカ兵を恐れることなくトンネル作戦で成果をあげてゆきます。
世界一巨大な軍隊であるアメリカ軍は、結局敗退してベトナムが統一されますが、ここでも多くの米兵が亡くなりました。他人の生命財産を奪おうとする侵略者は駆逐されるのです。
このクチトンネルには、今日も多くのアメリカ人も見学に来ておりました。
何人も何国も、他国を侵略してはなりません。返り討ちで駆逐されてもそれは報いなのです。
ベトコンに反撃され、立ち往生し、反撃されるアメリカ兵の成り行きを、説明するガイドさんの言葉をアメリカ人が真剣に聞き入っておりました。
ここで亡くなった米兵は、決して好き好んでこの戦争に来たわけではなかったのでしょう。
戦争は万民を不幸にします。
理不尽な侵略行為や略奪などがあったときは、味方同士が知恵を絞り、一体化してチームワークを行えば、きっと成し遂げることも出来るのでしょう。
他国や他人を脅かそうとする行動行為は、戦争の引き金に。決して脅かしてはなりません。
今日の見学でベトコンのチームワーク勝利は、企業経営にも大きなヒントをくれました。
今日も天候には恵まれましたが、時折降るスコールの凄さにも驚きです。
明日は最終日、ホーチミン市内を見学する予定です。
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