豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

エアコンの吐き出す湿気は熱なのです…函館市~北斗市

2014-07-08 18:38:11 | ファース本部
先週に訪問したホーチミンは、気温25℃から40℃、湿度は常に80%以上となっています。
冷房されたホテルやオフィスビルから外部に出るとメガネに結露が生じます。
真冬に調湿性能を持ったファースの家は、氷点下の外部から室内に入ると、メガネが一気に結露しますが、ホーチミンはその逆型結露と言ったところでしょうか。

ホーチミン市街地の一般庶民の住宅にもエアコンは設置されております。
ところがそれを稼働させる頻度は極めて少なく、冷風を吹き当てる冷房が嫌いなようです。
多くが扇風機を回して通気を促して過ごしておりました。

これはホーチミンの電力事情の関係ではなく、単に冷風が嫌いだからだそうです。
エアコンは、家屋内の熱を室外へ運び出す機械ですが、この熱の中には「気温」と「湿気」があります。気温下げる「冷気」だけなら半分の冷房効果しか得られません。
ベトナムのように冬のない国では、通気を重点とした家づくりを行っていました。

熱の半分を占める湿気を追い出すに必要な家屋の気密機能などは全く備わっておりません。
そもそも日本家屋も開放の思想で家づくりは為されてきました。
住宅に対する気密性などは、本来の日本家屋も馴染まないものだったようです。

私達が開発したファースの家は、外部の湿気を遮り、内部の湿気も逃がさない徹底した気密性を構築したのが樹脂スプレー発泡断熱材でシームレス状に家を包む手法でした。
気密の鬱陶しさをするため、外皮(外部に面する断熱層)内側に通気層を設けて冷気を循環させ、床面、壁面、天井面から輻射熱冷気を放つ手法を施しています。
これは乾燥して氷点下になる真冬対策も兼ねているからです。

家屋内の湿度を40%~60%までの範囲に保持する調湿効果を得るには、上記のような構造にしなければ困難です。ホーチミンの富裕層がファースの家に興味を持つのは頷けます。
気温20℃の時に50%の湿度の持つ熱は、18.5℃に相当します。
エアコンの室内機から滴り落ちる水滴は、熱そのものであり、気温30℃でも湿度が低くければ人のカラダから水蒸気が蒸発して体温を奪うため暑さを感じ難くなります。

さて、今日は終日、家庭裁判所で調停業務を行っておりましたが、帰社して直ぐに相談のあったエアコン問題の解決策に取り組んでおりました。
気密性ない家と在る家との対応策が異なります。


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