藝術とはある種の素材、手段などを技巧的に駆使して美しさを創造、表現した作品などを云うのでしょう。
またヒトの動きや建築、彫刻などの空間を活用した藝術、音楽や文学等の時間の経緯をアート化する演劇、舞踊また映画なども総合的な藝術と云えるかも知れません。
私達が行う経営も、ヒトによっては総合的な生きた芸術だと云えます。
経営を藝術と見なすには、いささか異論はあるのですが、創造を具現するのですから総合藝術である定義を満たしているように感じます。
経営的な芸術とは、単に利潤や虚栄を満たすことだけでなく、関わったヒトに感銘を与え、ある種の幸福感をもたらすことが重要だと思われます。
しかるに経営者は、人生の在り方を語れる哲学的なセンスも必要なのでしょう。
人生とはどう在るべきか、人間の生き様を思考するだけでそれは既に哲学の域に達しているようにも思うのです。
経営者は、チームづくりを行い、社員のやる気を引き出し、才能を見いだすのも仕事です。
写真は九州に建築したファースの家ですが、家もその家づくりを行う経営は時間の経緯をアート化する藝術だとも云えそうです。