豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

敬われ存在感のある工務店経営者になるため…北斗市

2015-01-05 17:49:22 | ファース本部
今日から2015年の弊社ファース本部の事業が活動を始めました。
私は、鉄骨建込業として1964年に東京で創業しましたが21歳の時です。
ファース工法を開発してからは、新築やリフォームなど、家づくりだけの仕事に特化してきました。
創業の際は、トビ職仲間の4・5人で行った仕事でしたが、実に多くの仲間達と一緒に仕事をしてきました。

16歳の時から一緒にトビ職を行い、一緒に東京に行き、一緒に戻って来た仲間の福田君は、65歳で定年となり、今は雪の降ったときだけ、除雪を手伝いに来てくれます。
福田君は高いところに上がれないトビ職と揶揄されたのですが、もっぱら下回りで高い場所にいる私達トビ職を下からサポートする、大切な役回りをこなしていました。

自分の存在は、その会社や現場から必要とされているのだろうか。
自分がいなくとも会社や現場に何の影響もない人は、既に人材ではなく粗大ゴミ的存在になっているのでしょう。自分の存在感とは会社内だけでなく、家庭内でも言えるのです。

私が担当する家事調停では、熟年離婚に発展する事件内容の当事者が多くなりました。
亭主は、会社勤務して給料を運び、女房を食わしてやっていると言う自負感が強いのです。
その傲慢さは日頃、奥さんに嫌悪され「亭主、元気で留守が良い」の給料運搬の存在に。

煩わしい亭主が普段は勤務で居ないのですから我慢ができました。
しかし、定年になって毎日のように家に居ると言う事になると堪え難いと言う事です。
文句だけを言う亭主とは、何とも厄介なストレスを撒き散らす粗大生ゴミ以上の存在だと。

知識がある、技量を持っている、経験があるなどの自信過剰は、自らの向上心を低下させ、著しく人間的な進歩を停滞させる事があります。
家族や社員から敬われるのは、知識、技量、経験の豊富さが謙虚さや優しさになった時にこそ為せるのだと思われます。
それが「人間力」なのですが今朝の年頭訓示では述べさせて戴きました。
家づくりを生業にする工務店経営者には、特にその謙虚さが求められるのでしょう。

さて、今日は仕事始めの一日でした。
写真は雪原の向こうで穏やかに佇む函館山です。
存在感のある函館山ですが、北斗市の街の向こうと函館山の間には函館湾を挟んでいます。

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