豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

津軽海峡と函館山…北斗市・本社

2025-01-27 17:05:19 | Weblog
津軽海峡と函館山…北斗市・本社
今日も穏やかな天候で推移する北斗市です。
画像は、昼過ぎに撮った津軽海峡に浮かぶ函館山。
津軽海峡は、その昔は青函連絡船で北海道函館湾から青森湾まで4時間半の船旅でした。
最大水深450m、中央部は公海(国際海峡)なのでロシアなどの外国船も通航します。

この津軽海峡は、100㎏を超えるマグロの漁場ともなっています。
函館の戸井漁港から出た漁師が捕ったマグロを「戸井マグロ」、本州側下北半島の大間漁港の漁師の捕獲したマグロを「大間マグロ」と云います。

大間マグロは、一本釣りで仕留めた魚を曳航し、大間岸壁に引き上げてから処理ます。
戸井マグロは、仕留めた魚を船上に引き上げ、船上で処理する「活〆」を行う違いです。
北海道函館市の汐首岬から本州下北半島の大間岬までは、17.5㎞しか離れていません。

その津軽海峡に浮かぶ函館山(画像)は、標高約334mですが、牛が寝そべるように見える事から「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれます。
世界三大夜景のひとつとも云われ、夜は春夏秋冬を問わず観光客が行列をつくっています。

先の大戦中は、この函館山が飛来する米軍機を迎え撃つための要塞として使われました。
今でも山のあちこちに大砲を設置した痕を多く見る事が出来ます。
また函館湾には、米国のペリー艦隊が入港して函館住民が函館山に逃避したと云われます。

ファース本部本社は、函館湾の対岸に位置し、いつも函館山の姿を見ながら過ごしています。
その山の浮かぶ函館湾、函館山、津軽海峡には、マグロの捕れる海峡であり、世界大戦の塹壕があり、開国の歴史などと意義深い背景を有する事も知っておくべきでしょう。

右手から伸びている埠頭は、太平洋セメント上磯工場でつくったセメントをベルトコンベヤーで直接運搬船に積むこむためのセメント専用埠頭です。
函館山に届きそうですが、函館山側から見れば北斗市から少しだけ突き出た埠頭です。

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