透明なガラスの壁は大きなホテルや美術館などで使用されています。
あのような強化ガラスは、断熱性能がありません。
断熱性能は、厚さ÷熱伝導率=熱抵抗で、その逆数が熱貫流率(U値)です。
100㎜(m換算で0.1)で熱貫流率0.04のグラスウールは、2.5が熱抵抗値、その逆数0.4が逃げる熱量です。
ガラスは大型強化ガラスでも厚さ30㎜(0.03)、熱貫流率5.0くらいで、上記グラスウールの100倍の熱を逃がします。
ガラスの表面に空気の膜が出来ますが、極めて僅かな数値なので計算値には入れません。
しかし、ペアガラスにして空気を閉じ込めるとその空気が断熱材になります。
空気の熱伝導率は0.02と低く、ペアガラスの間隔を16㎜にすると空気膜と相まって2.0となり、3枚トリプルにして中空にアルゴンガスを封入すると1.0を切り0.9になります。
ファース本部は、那須塩原市の星野アルミ建材様と共同研究で断熱ガラスを開発しました。
この断熱多層ガラスは、グラスウール200㎜の断熱性能(0.24)に相当します。
実験ボックスでは4シーズンにわたり実証実験を行い、改善を行いました。
この度、当方の自宅ファースの家の新築に伴いこの多層断熱ガラスを採用。
写真は、その取り付けた様子です。サーモグラフィもご覧ください。
この断熱ガラスは「#ファース工法」専用部材として供給します。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」
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