家の断熱性能は、断熱材の厚さをその熱伝導率で割り、その逆数が逃げる熱量です。
これはあくまでも計算で割り出す断熱性能の数値です。
ところが、その断熱材の充填の仕方や断熱材の乾燥度合で性能は全く異なります。
1980年の旧基準から省エネ基準法が制定され、それまでは施主もビルダーも関心を示しませんでした。断熱材は、施工者も基準があるために一応、入れたに過ぎなかったようです。
グラスウール断熱材は、その断熱メカニズムをしっかり意識することが必要です。
グラスウール繊維断熱材は、「空気を乾燥させたまま静止させる」ことで成立します。
単に入れただけだと空洞の隙間を空気が対流して断熱にならないのです。
グラスウールを「入れただけ」だけと「乾燥した空気を静止させる」事を意識しただけで断熱性能は全く異なります。
家づくりを実践する工務店は、温熱性能のスキルが問われる時代となります。
2020年からは施工者が断熱性能を設計者や施主に説明することを義務化しました。
半端な断熱施工で内部結露を起こし、苦い経験をした工務店も少なくありません。
従来は「見せられる家こそ売れる家」と言われ、外観などのデザインの優れたビルダーが勝ち続けてきました。
ところが斬新性で凝った外観デザインほど外皮の熱損失量は多くなる傾向にあります。
目には見えない温熱性能は、施主が住まいしてからまともに実感する事案です。
断熱仕様書を作った学術者の先生に責任転嫁など出来る訳もありません。
全てが工務店経営者自身で背負うことになり、断熱力をその象徴的な性能と云えます。
「#ファースの家」は、樹脂を使用した断熱性能を担保できる唯一の住宅工法です。
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