今までも多くの新技術を開発し、家づくり現場での採用を実践してきました。
最初は断熱材革命だったと思います。
従来はグラスウール以外の断熱材は、認められておりませんでした。
高温多湿の日本列島で床、壁、天井裏のグラスウール断熱材は、何十年を乾燥したままに置く事が出来るかどうかが問われます。
結論!グラスウール断熱材は、抱えた空気を乾燥したま何十年も保持させるのは無理です。
グラスウール以外の断熱材を探し始めましたが、一長一短があり試行錯誤の連続です。
現在の樹脂スプレー発泡断熱工法を見出したのが昭和年代の後半でした。
可燃性の断熱材を自由に木造住宅に使用できるまでには、樹脂メーカーとのコラボレーションが必須でした。
断熱層、気密層が確立すると次は開口部です。
トリプルガラスに注目したのも昭和年代の後半でした。
それから樹脂とアルミの複合サッシ、更に樹脂サッシと進化し、ガラスにはLow-E機能を持たせて飛躍的に断熱性能を上げました。
これは、私が行ったのではなく、ガラスメーカーの研究の成果です。
私達はガラスメーカーが開発して市販しているガラスの使い方を研究し、そのガラスの潜在的な断熱性能を向上させる研究開発を行っています。
私達は、ガラス加工の精密機械を装備した栃木県那須塩原市の㈱星野アルミ建材さまの協力を得ることが出来ました。
この度は、トリプルガラスを上手に用いてグラスウール断熱材の200ミリ相当の断熱性能があるガラス壁を創ることに成功し、星野アルミ建材さんと共同特許出願を行いました。
このガラスの開発で北側に大きなガラスの壁が出来て、北側をデッドスペースにしません。
この超断熱ガラス壁は、当方の新築ファースの家に取り付けています。
写真は今後の展開を相談するため、来社された那須塩原市の㈱星野アルミ建材さんの社長、星野岳央(たかひろ)さん(左)、と副社長の磯宗秋さん(右)です。
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