読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

裏の木戸はあいている/朗読:佐藤慶

2009年10月27日 19時11分45秒 | ■聴く
山本周五郎著、新潮社カセットブック刊 人が気高く生きることは難しい。だから、気高く生きている人を描くことも難しいと思います。当たり前に描いたのでは絵空事になってしまい、心に響くことはないと思います。山本さんの作品は、そうした生き方をした人を描いた作品がいくつかありますが、本書もその一つです。 これ程に人は、他者に温かい眼差しを注ぐことが出来るのだろうか?と思わせる本作の主人公高林喜兵衛は、良家から . . . 本文を読む
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