いそうせいこう著、新潮社刊
伊藤さんの作品は「ノーライフキング」と「見仏記」に続き、本作で3作目です。最初が小説、次の2作品がルポものです。それぞれが、非常にユニークな作品で、いとうさんの不思議さが現れています。坊っちゃん刈りのような髪型で、顔立ちも人に勝った感じもしない。それでいて、様々な分野で才能を発揮している、正しく才能の多面体のような人です。下記のURLは、そんな伊藤さんの経歴の一部を紹介しています。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/いとうせいこう
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さて、本作は、伊藤さんが住む浅草の、伊藤さんが見知っている人々から、職人さんを取り上げて取材しています。扇子職人、寄席文字職人、江戸手ぬぐい作家、などなど12人を取り上げています。私はこうした作品が好きなので、何冊も読んできましたが、本書は、今までのものとは異質です。登場する職人のすばらしさを的確にすくい上げているのですが、その芸の深みの根源を伊藤さん独自の視点で分析しています。その人自身の価値観や生き方まで踏み込んで語らい、分析を加えています。伊栗さんの経歴をみてと、良家の育ちで、教育もあり多感で多才な方であるためでしょう。
本書に登場する人たちにお会いして、直接話を伺いたくなりました。そんなことは今までになかったですが・・・。良書です。
評価は5です。
伊藤さんの作品は「ノーライフキング」と「見仏記」に続き、本作で3作目です。最初が小説、次の2作品がルポものです。それぞれが、非常にユニークな作品で、いとうさんの不思議さが現れています。坊っちゃん刈りのような髪型で、顔立ちも人に勝った感じもしない。それでいて、様々な分野で才能を発揮している、正しく才能の多面体のような人です。下記のURLは、そんな伊藤さんの経歴の一部を紹介しています。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/いとうせいこう
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さて、本作は、伊藤さんが住む浅草の、伊藤さんが見知っている人々から、職人さんを取り上げて取材しています。扇子職人、寄席文字職人、江戸手ぬぐい作家、などなど12人を取り上げています。私はこうした作品が好きなので、何冊も読んできましたが、本書は、今までのものとは異質です。登場する職人のすばらしさを的確にすくい上げているのですが、その芸の深みの根源を伊藤さん独自の視点で分析しています。その人自身の価値観や生き方まで踏み込んで語らい、分析を加えています。伊栗さんの経歴をみてと、良家の育ちで、教育もあり多感で多才な方であるためでしょう。
本書に登場する人たちにお会いして、直接話を伺いたくなりました。そんなことは今までになかったですが・・・。良書です。
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